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斑尾トレイルランニングレース2012(当日)

いよいよ当日。


4時起きで準備を開始。


レストランハイジで朝食が出るのですが、メニューを見る限り、食欲がわきそうに無かったので、いつもマラソンに出る際に朝必ず食べるカステラ、ソイジョイ、バナナを大量にホテルの部屋で食べながらニューハレを貼ったり準備してました。


エイドが充実しているので水はそれほど持つ必要は無いとのアドバイスに従い、ハイドレーションに水を0.8リットルだけ入れました。


あとはフラスク2ケにジェルを6個入れ、塩熱サプリを5ケ持って6時前にホテルを出発。


早朝は寒いです。シェルジャケットは要ります。


スタート地点のレストランハイジに着いて見あげた空。

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6時前に朝食会場着。更にバナナなど補給。ミネストローネが温かくて美味でした。ミルクはお腹がゴロゴロしそうなのでやめておき、コーヒーもトイレが近くなりそうなのでやめておき、オレンジジュースを1杯。

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バタバタしていると、すぐに6時30分のスタート地点に。


マラソンのときのように、スタート位置を争うこともなく、直前になって、皆のんびりと並び始めます。


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そして6時半。スタートです。制限時間は9時間です。


沢山写真を撮るつもりですぐにカメラを取り出せるようにしていたのですが、いきなり急な坂から始まり、最初の方は周囲もそれなりのスピードで走っており、カメラを出す余裕なし。


ただ、序盤で見たこの景色は美しくて、邪魔にならないようコースを少し外れて撮りました。

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1A(第1エイド 7.7キロ)。この時点では全然余裕。ムサシ1杯だけ飲んですぐ出発。

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2A(第2エイド 18.5キロ)直前から見えた野尻湖。ここで立ち止まり、写真を撮っているランナーが多かったです。皆おぉ~と感嘆の声をあげてました。


ここまで5キロほど?続く砂利道を走り上がってきたからこそ、なお美しく感じるのかもしれません。

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2Aを過ぎて、斑尾山を上る。


まだ余裕ありました。

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コースガイダンスの際、斑尾山は3段ある、と聞いていましたが、まさにそのとおりでした。


もう頂上かな、感じてスピードを上げると、まだ上りがあるのです(涙)


やっと山頂。


あぁ、ここまではどこも痛くなかったのに。。

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斑尾山から3Aまでの劇下りで、左膝に違和感を感じ始めました。


1年前に、初マラソンで痛い目を見た神戸マラソンの苦い記憶が頭をよぎりました。


まだ、明らかに腸脛靭帯に来た、という感じではなかったですが、無理すると、完走も危ないという危険信号が。。(何せこの時点でまだ半分も来てないのですから。。)


3A直前の激下りは、ひたすら慎重に下りました。


知り合い2人はジェットコースターのように下りて行きました!ほれぼれする走りだった。。

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3A(23.9キロ)に着いた時点では、まだ痛みはなく、違和感の状態だったのですが、信越五岳を完走されたTさんがいらっしゃったので、ヒザに違和感出てきちゃいました~と言うと、あぁ、あそこは膝をやる人多いんですよ~と言われ、あぁ自分だけじゃないんだと納得。


ああいう激下りは、ブレーキをかけて下りない方が膝に負担かからないんでしょうかねぇ。


トレイル用のヒザを作らないと。


ここから後は、もう、ひたすら、ヒザが終わってしまわないように、慎重に慎重に走り続けましたが、やっぱり、3A~4Aの間で、とうとう痛みが来てしまいました。。


トレイルでヒザに痛みが来ると、下りが走れなくなります。一方、上りと平坦は痛くありませんので、何とか人並みのスピードで走れ(歩け)ます。


ということで、上りで少々人を抜かし、下りで抜かれるために道を譲る、を繰り返しながら、進んだのでした。


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石川さんが要所要所でランナーを励ますために置いてくれているのですが、まさにタイムリーに、ランナーがもうひと踏ん張りしよう!と、気力を出させてくれる言葉が書かれています。


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やっと辿り着いた4A(33.8キロ地点)。


写真は笹寿司で、これも美味しかったのですが、ここで食べたブドウが最高に美味しかった~。10粒は食べたかな。


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第2関門直前の35キロの看板。


トレイルは本当に、最高に素晴らしいです。


足が残っているランナーにとっては、至福の時でしょう。


ヒザが痛くない状態で走りたかった~


トレイルランニングの楽しみの一つは、心地よい下りだと思うのですが、痛みのあるときはどんなにいいトレイルでもつらい。。。

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毛無山(1022m)からの風景。


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やっと40キロの看板。


その少し前、係員の方に「あと14キロで~す、頑張ってくださ~い」と言われ、全然励まされた気にならない自分がいた。。。

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途中、このスーパーマリオに出てきそうなキノコに度々遭遇しました。


下りは走っていないのでこういうのも目に入ってきます。

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この左上に後姿が写っているランナーのおじさんとゴールまで抜きつ抜かれつの歩き勝負を繰り広げてました(途中で会話を交わしながら)。

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5A(43キロ地点)もそれほど長居することなく出発し、いよいよゴールを目指して最後の踏ん張り。


平坦と軽い上り下りはヨタヨタと走り、短い距離でも急な下りは激痛で歩く、を延々繰り返していると45キロの看板。


この辺は本当にいいトレイルなのに、普段のスピードで走れない自分が悔しくて、35キロくらいからは、心も折れかかってました


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そのとき出てきたのが石川さんのこの看板。


今、この写真を見てもあれ?何で?って感じなのですが、生まれて初めてトレイルを45キロ以上走ってきて、膝さえ痛くなければ、と悔しい気持ちと情けない気持ちで折れそうな自分を鼓舞してやってきて、心が一杯一杯だったこともあったのか、この看板を見て、不覚にも、目から熱いものが。。(わたし、感動しぃなのです)


負けるな自分!


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ゴールで向かう下り。


最後は激走でフィニッシュしたいところですが、無理です~


でも、この下りは笑顔で下りることができました。


方々からナイスラン~と声を掛けてもらえます。


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↑抜きつ抜かれつしてきたおじさんは先に行ってしまった。。。

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7時間台後半で完走。


トレイルランニングは、もちろん順位やタイムを目標にされている方も沢山なんですが、「完走した人は全員が勝者」という文化があると聞きます。


そういう文化っていいなぁと思いました。


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自分としては、ロードでフルマラソンを走った経験しかなく、50キロを完走できたことは大変自信になりました。


走りに対する自信というより、折れそうな自分に勝つことが出来たという自信でしょうか。。




レース中は、ボランティアの方や他の選手の方にも、励ましの言葉をかけて頂きました。また、自分も苦しそうになっている他の選手に声を掛けながら走ってました。そういうの、なんか、いいですよね。


前日にクレジットカードを紛失して、狼狽状態になっていた私にも、スタッフの方には迅速かつ的確に対応していただき、見つかったとわかったときに掛けて頂いた言葉も忘れられないです。


素敵な大会をプロデュースしてくださった石川さん、ありがとうございました!


もう少し、ちゃんと練習して来年も出たいです!

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石川さんに一緒に写真を撮ってもらいましたが、頭の大きさの違いに愕然。。(笑)
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by suyama4168 | 2012-10-18 01:16 | トレイルランニングレース | Comments(0)

神戸の旧居留地で弁護士事務所(かがやき法律事務所)を経営。トレイルランニングもしますが、最近は山や河川敷などをゆっくり走ってます。ウルトラマラソン100km6回完走、トレイルランニングUTMB、UTMF完走。


by suyama4168