2013年 03月 06日
第33回篠山ABCマラソンに出場
昨年は、制限時間が5時間の大会に自分が出ても完走できない、と二の足を踏んでエントリーできなかった大会。
今年は、申し込み時点では、真夏の北海道マラソンも完走できたし、斑尾の50キロも完走できたし、まぁ完走は大丈夫だろうと思っていました。
しかし、11月に福知山でサブ4を達成した後、慢性的な膝痛に悩まされ、仕事の方もありがたいことに、新規のお仕事を沢山いただいており、自分のメインの興味が仕事に向かっていたこともあって、なかなか走れず。
2月の月間走行は約50kmという、練習不足もはなはだしく、体も絞っていない状態での参戦ということで、自分自身に対する期待も持てず、なかなか出場のモチベーションが高まらないまま、本番を迎えました。
直前のFacebookへの書き込みには、「何とか完走したい」という頼りない書き込みを行ったり。。
敵前逃亡はしないでおこう、しし汁は頂かなきゃな、などと思いながら会場に向かいました。
ゼッケン引換証と一緒に入っていた案内によると、車で会場入りする人は、インター出口付近から渋滞に悩まされるとのことで、ネットで調べてみても、なかなか駐車場が大変だということで、早めに篠山に入って駐車場を確保し、車内で仮眠をとるという計画をたてました。
朝5時前に起きて出発し、会場近くに着いたのは朝の6時半ごろ。。
さすがにこの時間ですと、会場のすぐ近くの駐車場を確保できました。
昨年末に購入した車が威力を発揮し、足を伸ばして完全に横になれますので、着いてから1時間ほどいびきをかいて寝てました(但し寒かった)。
8時から受け付け開始でしたので、7時50分ころ、おもむろに始動。
ゼッケンは並ぶことなく、無事引き換え完了。
伝統ある大会ということで、運営側も参加者側も落ち着いた雰囲気でした。
制限が結構厳しいということもあり、ベテランの方が多いこともあるのでしょうか。
開会式には有森さんも登場。走っている途中で2度ハイタッチして頂きました。
沢山の大会にゲストで呼ばれてらっしゃって、応援のために、声が野太くなってらっしゃいました。。。。
スタートは、同期のN先生が事務所を構えておられた建物の真横からスタート(今は南国のとある街へ登録替えされてます)。
以後、走行中の写真なし。
スタート後は、だいたい同じリズムで走っている方についていく形で、15キロくらいまで進めました。
先月の10kmの大会に出た際に感じたような体が重たい感じがなく、序盤はまぁまぁ、膝が痛くならないことを祈りながら慎重に走りました。
抑え気味に走っていたつもりですが、少し想定よりオーバー気味だったようです。
15キロ付近からず~っと東向きに走るのですが、向かい風な上に、23キロまでずっと上りで、必然的にタイムは落ちていきました。
コース図はこちら。
自分ではそれなりのペースで走っているつもりが、徐々に速度が落ちていく展開で、精神的に苦しいところ。
自分では体はそれほどしんどいと思っていなかったのですが、知らず知らずに消耗していたようで、23~25キロの下りを終えたあと、25キロの曲がり角をまがって、先に見えた登りで気力が萎えました。
このあたりで立ち止まったり歩き始める方がちらほら出てきました。
折り返しが30キロ過ぎだとは頭に入れていたので、また5kmも上るのかと思うと、脚が急に重くなってしまい。。
30キロ過ぎの給水地点でとうとう止まってしまいました。
ここで給水をしっかりし、携行していたエナジージェルを取り、アミノの粉末(ムサシ)を取り、屈伸し、再始動。
おそらく残り12キロの時点で2時間45分~50分くらいだったと思います。
残りをキロ6分でいったら4時間は切れるのですが、その時点で脚の状況から、キロ6分では走れないと判断し、そこで途中まで淡い期待を抱いていたサブ4をあきらめました。
残りは気力。
毎度のことですが、自分との戦いです。
歩きたい誘惑に如何に勝つか。
今回は、折れそうになりながらも、なんとか粘り切ることができました。
私はイヤホンをして走らないのですが、その日頭の中では何故か家入レオの「Shine」がぐるぐるリピートされてました。
32キロ付近にあったしし汁のふるまい。これは、頂かないと損です。
噂どおり、本当に!美味しかったです。
冷えた体を温めてくれますし、残りの走りの力になってくれます。
写真を撮る気力はありませんでした。。。。
残りの10kmは、ふくらはぎが攣りかけるのをだましだまし走り、膝が時折きしむような激痛に襲われ、立ち止まって屈伸したりしながら、でもほぼ歩かず、自分の中で一進一退を繰り返しながら、ゴールまで辿り着きました。
キロごとのラップで7分を超えているのは、すべて膝の屈伸を行ったものです。
ゴール後は完走メダルをかけて頂き、感無量。無事5度目のフルマラソン完走となりました。
マラソンは、やっぱりゴールの達成感がなんともいえないです。
篠山マラソン、今度は力をつけて、きちんとトレーニングをして、リベンジしたいです。
運営の方々、ボランティアの方々、沿道で応援してくださった方々(特にお子さんの応援が多かった)、ありがとうございました。