2012年 04月 24日
とくしまマラソン2012を走ってきました
ホントに、いろんな意味で、いい記念になりました。
前日土曜日に徳島入り。
三宮から高速バスで行こうか迷いましたが、せっかく折り畳み自転車を購入したので、車で行くことに。
昼過ぎに県庁近くのホテルに着いて荷物を下ろした後、早速いのたにへ。いのたには私にとってルーティンなのです。
ここ数年、毎年阿波踊りに行っていますので、地図を見なくても市街は何となく回れるようになりました。
腹ごしらえした後、徳島市立体育館へ。
とても幸せそうな顔をしたマスコットがいました。
無事ゼッケンをもらいました。
受付の方に、フルマラソンは初めてですか?と尋ねられ、とっさに見栄を張り「いえ、何度か。。」と答えてしまう私(2回目です。。)。
抽選などもやっていましたが、雲行きが怪しくなっており、自転車の私は、さっさとホテルへ。
遠くから独特の音が聞こえてきて、吸い寄せられていきました。
阿波踊り会館前で、たまたま踊りを見れてラッキー。
あのリズム、大好きです。
晩から、大雨洪水強風注意報が出ており、窓から外を見ると、木が風で斜めにしなっており、真剣に明日は無いかもな。。。。と思いながら就寝。
大会のホームページには、朝5時半に開催するかどうか、掲載する、と書いてありました。。。
(翌日)
いよいよ本番。
5時半起床。
すぐに大会ホームページにアクセスするも全然つながりません!
皆さん、一斉にアクセスしているのでしょう。。
どっちやねん~と思いながら、餅を4個、熱湯で煮てました。
外を見ていると、県庁横の受付場所に合羽を着た人が集まり始めていました。
あるのかな~などと思いながらツイッターで検索してみると、「今日はある」というツイートが沢山見受けられたので、やるんだなと(武者震い)。
ツイッターの情報源としての力は、やっぱりすごいですね。
そしてTVには、ついにこんな速報も。
ポンチョを身にまとい、いざ荷物預け場所へ。
私が泊まったホテルは集合場所に徒歩5分の場所で、ギリギリまでホテルで粘ってました。。。
ホテルの選択は吉と出ました。
ランナーの多くは雨風を避けるため、建物の1階などに避難していました。
申告タイムは忘れましたが、自分のゼッケンのプラカードの元へ。
これって守らなくていいんですかね。自分より番号が後ろの人がバンバン通り過ぎて前に並んでました。
集合場所へ着いた後は、雨風で、カメラを出せるような状況ではありませんでした。
よって、以降の写真無し。
ありえないコンディションの中のマラソン。
実行委員会もよく決断されたことと思います。
スタート地点にはブルーのアーチがかかっているのかと思っていたら、ありませんでした。
いつスタートしたのかわかりませんでした。
周囲が走り始めたので慌てて時計のスイッチを押しました。
阿波しらさぎ大橋は、完成したばかりで、本大会が渡り初めだったそうです。
キレイでした。
前半は、後ろから突風に押されて、よけたい水たまりを何度も踏みました。
食用にも出来そうなどでかいミミズが、うようよ路上をはっていました。
ミミズは頑張ってよけました。
20キロくらいまでは予定どおり。
自分の中での設定ペースは、中間点までキロ5分20秒、あとは成行き(未知の世界なので)。
西条大橋を渡り、折り返した後の24キロくらいからは、アゲンストの暴風です。
皆、体勢を低くして、粛々と一列になって走っていました。
ちょっと方向が変わって横風になると、まっすぐ走れませんので、視界は、欽ちゃん走り一色でした。
帽子が飛ばされないよう、ベルトをキンキンに締めたら、頭痛がして慌てて緩めたりしました。
肝心のレースですが、追い風だったとはいえ、25キロまではほぼ快調でした。
ですが、地力の無い私は、アゲンストに押し流されて、一気に足に来ました。
水たまりを踏んでいるせいか、足裏にマメができたのが後半つぶれ、救護所で手当てを受けました。
救護所のお兄さんが私の足裏を見て言った「うわ~」に恐れ慄き、自分で見るのはやめました。
足裏にマメが出来たのは初めてです。
靴の中が水浸しになったからでしょうか(走りながらシャバシャバいってた)。
救護所には低体温症の方が寝かされていました。
今回の大会では7人が低体温症で手当てを受けられたそうです。過酷でした。
銀紙を体に巻いて走っている女性を数人目撃しました。
30キロ付近から、断続的に両足のふくらはぎが痙攣しました。
自分の足じゃないかのようにピクピクしてました。
痙攣したのも初めての経験でした。寒さ恐るべし。
34キロ付近?でQちゃん(高橋尚子さん)にハイタッチしてもらいました。
暴風雨の中、道の真ん中に立ち、数百メートル手前から聞こえるような声で(マイク無しで)応援してくださってました。
TVで見るより、断然華奢で可愛らしかったです。
35キロくらいから、膝、ふくらはぎ、ももの付け根、足裏、全てから痛みが出始めました。
20秒歩いて45秒走る、というのを繰り返しているうちにゴールが近付いてきました。
心の中で、20秒はとてもゆっくり数え、45秒は速やかに数えました。
フィニッシュ会場の徳島市陸上競技場に入っても、厳格に20秒歩いて45秒走る、を繰り返してました。。
フィニッシュは、今回は、感動というより、ほっとした感じでした。
歩いてゴールは嫌でしたので、45の方がゴールでよかったです。
速報タイム
グロス4:47:34
ネット4:42:07
何やかやで、初フルだった神戸マラソンより1時間10分もタイムが縮んでいました。
今、NHKでマラソン番組をやっていますが、野々村さんと時東さんよりは先にゴールしたようです。
あの天候の中、大きな問題もなく、無事大会を開催された大会関係者の皆様、ボランティアの方々、傘を横向きにしながら応援して下さっていた道すがらの方々に敬意と感謝を表したいです。
ありがとうございました。
来年はぜひ晴天の中、参加させて頂きたいと思っております。