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荒川登山口から宮之浦岳・永田岳・永田歩道を日帰り縦走(スピードハイク・トレラン)

GW最終日の前日、荒川登山口から宮之浦岳、永田岳を経て、永田歩道を下りるという日帰り縦走(スピードハイク・トレラン)をしてきました!


屋久島縦走といえば、淀川(よどごう)登山口から入って、黒味岳、宮之浦岳を経て、縄文杉、楠川歩道、白谷雲水峡(又は荒川登山口)へ抜けるパターン、あるいはその逆を行って、尾之間温泉に下りてくるパターン、ヤクスギランドから花之江河歩道を歩いて宮之浦岳というパターンが多いと思います。


テントを担いで1泊2日、2泊3日で縦走することになります。


私は当初、宮之浦岳に登れればよいという程度に思っていましたので、淀川登山口から入って黒味岳、宮之浦岳へ登って、引き返してくる行程を検討していたのですが、せっかくなら前回行かなかったウィルソン株と縄文杉も見てみたいと思い始め、かつ当日の晩の宿が永田地区の「送陽邸」であったため、淀川登山口や尾之間に下りてくると後が大変だなぁと思い始めました。


上に書いたよくある縦走コース(淀川登山口から入って、黒味岳、宮之浦岳を経て、白谷雲水峡へ抜けるパターン。南から北東へ)も検討したのですが、午後に辿り着くことになる縄文杉付近が、屋久島世界遺産センターの縄文杉混雑状況の写真快適登山日カレンダーによると、GWは、1年でもっとも混雑する時期らしく、写真を見る限り、とてもじゃないですが、渋滞で動けないのではないか、追い抜きすら出来ないのではないか、トイレも難しいのではないか、屋久島まで行ってこんな人混みの中を歩きたくない!と考え、やめました。


そして、いろいろ調査した結果、結局、永田歩道を下りるプランでやってみようという結論となりました。


時間がかかりました。


永田歩道は、調べれば調べるほど、屋久島の登山道の中ではもっともマイナー、登山者ほとんどいない、整備状況がよくなく、距離が長い、遭難者もたまに出る、渡渉があって、雨が降ると増水して渡れないので引き返さなければならない、花山歩道と並んでヒルが非常に多い、エスケープルートが無い、というようなことがわかってきました。


山と渓谷社のガイドブックによると、初心者だけの入山は控えること、七ツ渡の渡渉は増水時は危険、引き返すことも含めて判断すること、登山地図上の地名は目印は気付かずにすぎてしまうことが多い、、などと書かれています。


上記のとおり、その日の晩は送陽邸に宿泊予定で、この宿に泊まることも今回の旅の目的の一つでしたので(テレビで見て、絶対にこの宿にいつか泊まってみたい、夕陽を見ながら食事をしたい、ご主人と話をしたい)、何としてでも夕方までに宿まで下りてこなければならない、という時間的な制約も副次的な検討材料となっていました。


「山と高原地図」のコースタイムでは、荒川登山口から永田歩道まで、おおよそ20時間。


これをソロで行けるのか。


しかも、「山と高原地図」の永田歩道のコースタイムは不正確、と何個かのブログに書いてある。


いずれにしても暗くなるリスクのある後半に、不安な永田歩道がある・・・・



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最初の荒川登山口からのトロッコ道はほぼ平坦だと聞いており、縄文杉まではコースタイムの半分以下で行けるだろう、他の登山道でも、だいたいコースタイムの2/3程度では歩けているので、トロッコ道が渋滞になる前に走り抜ければ前半で十分時間を稼ぐことができ、夕方までにおりてこれるのではないかと考えました。


そのためにはどうすればよいか。


荒川登山口までは、登山バスに乗らないで、タクシーで行き、荒川登山バスの始発より先に登山口につく。


絶対に渋滞は無いし、追い抜きのストレスも無い。


(シーズン中は、道の規制がかかっており、荒川登山口へは屋久杉自然園から、荒川登山バスに乗るか、タクシーしかないのですが【車両規制について】、荒川登山バスに乗るために未明から自然園で行列が出来ており、朝5時始発の第一便に乗れるとは限らず、というか第一便に乗るために数時間前から並んでいなければならず、自然園で前泊するか、誰かに送ってもらうか、タクシーでそこまで行かなければならない。5時に行っても実際に乗れるバスは6時だったりする。)


一日縦走するのに、数時間も並ぶのは無理!


スタートが6時になってしまうと、延々抜いていかなければならないし、明るいうちにたどり着けないリスクがますます高まる。


そもそも、スタート時刻がその日にならないと分からないというのはありえない。


ということでタクシーに決定。



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結局、当日は、尾之間のいわさきホテルに泊まっていたのですが、タクシーを4時にホテル前に来てもらうよう予約しておきました。


(タクシーも数か月前から予約しておかないと、GW中は予約取れません。私は3月に電話したら予約できました。私が借りたレンタカー屋は2月でGWの車は無くなったとのことでした)。


旅は早めの準備をした者が充実した時間を送れるのです!


また、通常、屋久島でトレッキングをする場合、弁当屋さんに予約して弁当を受け取ってから登山口へ向かうことになるのですが(屋久島は山弁当屋さんが沢山あります。安房や宮之浦地区。)、いわさきホテルは、朝弁当、昼弁当を作ってくれ、朝4時でもフロントで受け取ることが出来、非常に助かりました。


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当日朝、フロントへ行くと、結構な数のトレッカーがいてびっくり。


ガイドさんを予約されている方なんでしょうかね。


私もガイドさんと縦走したく、1月ころから何軒も問い合わせをしたのですが、全て空きが無いと断られました。。(トレランをやっているのでスピードハイク的なことをしたいと言ったので、体よく断られたのだと思いますが。ガイドさんもGWは稼ぎ時ですからね。)。



GPS結果はこんな感じです。



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全体図を見ると、一番深いところを、かなり移動してますよね。。

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永田歩道を一人で下りることに備え、こんな本 ↓ も事前に熟読しておきました。


いかに焦らないかが大事。


焦る要素は人間様々です。


しかし、その要素は本当に焦らなければならないことなのか、落ち着いて考えることが大事。


やみくもに動くことは禁物。



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タクシー代は、いわさきホテルから荒川登山口まで1万円強でした。



登山バスですと、自然園から片道870円です。自然園までも路線バスで行けば、かなり安く行けます。


しかし、屋久杉自然園まで全て公共交通機関で行くとした場合、そもそも自然園までのバスに人が多くて乗れない可能性もあるらしく、


スタート時間が大事な私は、時間をお金で買いました。


こういうところでお金をケチってはいけません。




ちなみに、タクシーの運転手さんは、「賢い人は皆タクシーを利用する」と言っていました。


運転手さんと雑談しながら荒川登山口までおよそ1時間。


行程を言うと、とても心配されました。


(というか、最初は押し黙られる。。。)


運転手さんも山歩きをするそうなのですが、


永田歩道はほとんど登山者いない、


永田歩道の登山口に行ったのは、運転手を十年以上やっているけど1回しかない、


こないだガイドさんが永田歩道は荒れている、倒木もあったと言っていた、


本当に大丈夫か、と。。。



かなり心配なご様子。


まず「1日で」、ということが考えられないらしい。


運転しながら、指を折って、必要な時間を計算しておられました。


更には永田歩道ということが、特に考えられない要素らしい。


泊まるのはどこ?と聞かれて、送陽邸です、というと、


う~ん、、と。。。


私の不安はますます大きくなっていく。。。


普段から山は走ってますんで~とか(そんなに走ってない)、日常的に5,60km走ってますんで~とか(かなりサバを読んでいる)、100kmとか110kmのレースを完走したりもしてますし~とか(だいぶ昔のことです)、などと必死で自己弁護しながらの車中。。



運転手さんの不安を打ち消しつつ、自分をなだめすかしておりました。


荒川三叉路ゲートで、事前に購入してあった縄文杉荒川線利用チケットを手渡し、下りて行きます。



チケットは事前購入しておくべきです。



登山口へ行くのに、下りていくという感覚が不思議でした。



三叉路より登山口の方が低い。



標高は、淀川登山口が1365m、荒川登山口が670mですので、宮之浦岳に登るには、淀川登山口からの方が距離も含めて圧倒的に楽なのでしょう。




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↓ さて、そしていよいよタクシーを下り、トイレを済ませ、出発!!


私のタクシーより前に三叉路を下りたタクシーは「2台」と三叉路ゲートのお兄さんが行っていましたが、登山口にその2組がいました。


1組は若い女性2人組、もう1組も若いカップル。いずれもトレランじゃ無さそう。


その場で登山届を書いてらっしゃいました。


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私は事前に書いていた登山届(エスケープする場合の行程を含む)を投函し、カップルの方にカメラをお願いして撮ってもらい、


いざ出発!


結局、その日の荒川登山口からの出発者一番乗りでした。


スタートは午前4時50分。

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↓ スタート時は辺りは真っ暗ですのでヘッドライト装着。


いきなりインディジョーンズのようなトンネルから始まります。


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久しぶりのナイトランでして、最初は怖かったです。こ


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20分程度走っていると、徐々に辺りが明るくなってきました。


途中で手袋を落とすというハプニングがあり、暗がりの中を探しながら戻るという痛恨のタイムロスもありました。。


ライトが必要だったのは30分程度だったでしょうか。





↓ 35分かかって到着した小杉谷小中学校跡。ここに学校があったということに純粋に驚きます。


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↓ 走っても走ってもトロッコ道が続きます。


枕木の段差があり、結構走りにくい。


しかし先頭ですので、誰もいない早朝のトロッコ道を独り占め。


GWは混雑するのですが、とにかく早く出発すればいいのです。


道の左を流れる川のせせらぎと、木々の間を走る風の音、自分の足音と息遣いしか耳に入りません。


時折、トロッコ道にヤクザルやヤクシカが佇んでいたりします。


仲間と走るのもいいですが、私はこういう自分と向き合えるソロランも結構好き。


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楠川別れを過ぎ、少し行ったところで初めて人に出会いました。


おそらく白谷雲水峡からのトレッカーだと思われます。


私はジョグですので、すぐに後ろにいなくなってしまいました。


そろそろ勘弁してくれ〜、トレイルに入りたい〜と思い始めたころ、


↓ ようやく大株歩道入口に到着。


登山口からここまで8kmくらいでしょうか。


長かった。


ずっと若干の上り基調。


足が元気で、トレランシューズでしたら、1時間もかからずにこれる人も沢山いるでしょう。


この点、私は、5/1に開聞岳、5/2に白谷雲水峡、5/3にモッチョム岳、5/4にヤクスギランドと連日足を酷使しており、この日記の縦走は5/5で5連チャンの5日目。


かなり疲労しておりました。


しかも、普段の軽装トレランと異なり、ザックはトレラン用の23Lを使いましたが、弁当2個、ツエルト、エマージェンシーキット、ライト、電池、携帯電話用バッテリー、水2L、非常食などいろいろ積んでいたこともあり、かなり重たく、靴もトレランシューズで行くつもりだったのを、急きょトレッキングシューズに変更したため(道が分からない不安)、靴が重たくて走ったり歩いたり。。。

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↓ 大株歩道に入ると、やっとトレイルらしいトレイルが現れます。


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木道もありました。


翁杉の跡を見たりしながらしばらく行くと、





写真でよく見るウィルソン株!!!


ここは上から下りてきた1グループがいました。




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写真を撮ってもらうの図。


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↓ きれいなハート型に撮れず。もう少し前後左右に動かなければならなかったようです。


なにぶん、後ろに人が並んでいたため、この写真で我慢。


そして少し休憩して出発。


スピードハイクではありますが、要所要所では存分に、全身で楽しさを感じようと思っていました。



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ウィルソン株の先は、整備された木道と階段が続きます。


普段運動していない方が縄文杉に行くというのが大変というのは分かりました。


それなりの距離とそれなりの階段、それなりのトレイルが待っているからです。



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渋滞するからでしょうか。


ちょっと考えられない道の配置(笑)



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朝陽が上ってきて、気持ちがますます上がってきました。


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途中、大王杉、夫婦杉と巨大な杉が連続して、目を飽きさせません。



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てくてく、無心で歩くようになったころ、ふと見上げると、こんな光景が。



↓ 個人的に気に入っている写真。


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水場があったので、水をくんでしばらく行くと、ど~~~~んと現れました!


朝陽に照らされる縄文杉さま。


何ともいえない威厳。


かがやいていました。

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到着は7時45分。


20分くらい佇んでいましたが、下から上がって追いついてきた人は結局いませんでした(上からは、晩に泊まったグループが数グループ下りてきました)。


誰もいないので、長い間、縄文杉と独り対面しながら人が来るのを待っているという贅沢な時間。


↓ 頑張って自撮りしてみたり。


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↓ GWでも、このような状態で縄文杉を独占できるのです!



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【ここまでの私のタイム表】
0450スタート
0525小杉谷
0615仁王杉
0625大株歩道入口
0645ウィルソン株
0745縄文杉
0805縄文杉スタート
0810休憩所


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縄文杉を満喫し、先へ少し上がると休憩所がありました。


もうすぐ行くと高塚小屋があるのですが、誰もいないので、ここにしようと。


贅沢にも貸切で朝食を。


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フロントで、朝弁当はパンと聞いていました。


ここまで走ってきて、縄文杉を堪能してから、木々に囲まれた中での朝ごはんは、最高としか言いようがありません。


ここでは10分くらい滞在したでしょうか。


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少し上がると高塚小屋です。


最近改修された?らしくキレイ。


新高塚小屋より(新々)高塚小屋の方が居心地が良いということですかね。



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中をのぞいてみたら、誰もいませんでした。



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遠景はこんな感じ。


こじんまりしてますよね。





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高塚小屋からコースタイム1時間15分で新高塚小屋に到着。(私の足で43分)



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トレイルでは、沢山のヤクシカ、ヤクザルに出会えました。


共生している感じ。


特に関心を示すこともなく、私が通っても、逃げないし、すごく自然な関係。



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宮之浦歩道を進む。


勾配は結構きついです。


しばらく歩いていくと第一展望台。



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絶景かな~。

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↓ 20分進むと第二展望台。


上がって見ると、石の上にいた先客は大きなヤクシカくんでした(撮影失敗)。



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写真では(この後の写真も含めて)現場で感じる果てしない自然(深い緑と空の青)の広がりが表現できてないです~


現場で感じた感動は言葉にし難い。


こういうときは、ソロは感動を独り占めできるという意味では贅沢であり、一方で一緒に感動を分かち合える人間がいないのはさびしいともいえますね。




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面白い形をしていたので撮ってみました。


後から調べてみると、ちゃんと名前がついていて、ぼうず岩というらしい。



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う~ん、素晴らしい。


天気に恵まれて本当によかった。

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↓ こういう場所もたまにあります。


屋久島の岩は滑りませんので、大丈夫です。


あるいはシューズが優秀だったか?


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↓ 宮之浦岳に続くトレイルを見たとき、思わず幸せ過ぎて涙ぐんでしまいました。


写真ではだめだ。


言葉で表現するにしても、この感動を伝えるボキャブラリーが私には無い。。


写真では切り取られた部分しかないのですが、実際は360度こんな感じなのですから~


この日記の全ての写真はクリックすると大きい写真が見れるはずです。


一度クリックしてみて下さい。




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こんな景色を楽しみながら走れるトレイルは、なかなか無いのかな〜。


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↓ 「平石」到着。


この辺で出会ったパーティと情報交換&写真を撮ってもらう。


山ガールはいいなぁ。


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とにかく、この道を自分の足で歩いていることが嬉しくて仕方がない。


幸せMAX状態で進んでいきます。



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焼野三叉路に到着。


ここで永田岳に行く場合は右折します。


私は宮之浦岳に登ってから引き返して永田岳に行く予定でしたので、ひとまず真っ直ぐ進みます。



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宮之浦岳が段々近づいてきました。


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宮之浦岳山頂直下からみた永田岳。


ごはん食べたら引き返してあちらへ行くぞ。



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↓ やった~!!


山頂到着~~~。


小学生くらいのお子さん!!を連れた家族連れに写真を頼まれたので、お返しに写真を撮ってもらいました。


山頂到着は11時22分でした。



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山頂は意外と混雑。


宮之浦歩道にはほとんど人がいませんでしたので、山頂もすいているのかなと思っていたのですが、やはり淀川登山口など、南側から上がってきた方が多かったのでしょうか。


山で交わす会話は、「どこからですか?」「今日はどちらまでですか?」から始まります。


返ってきた答えは全員淀川登山口でした。


私が荒川登山口からです。今日は永田歩道で永田まで今日中に下りる予定ですと答えると、一様に驚かれました。



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永田岳をバックに。


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山頂からの景色360度お見せしたい。。


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山頂でランチ。


だいぶ寄ってしまってますね。。。


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頂上を30分くらい楽しんだあと、さささっと下りてきて再び焼野三叉路。


今度は永田岳方面へ。



【ここまでの私のタイム表】
0810休憩所
0820休憩所スタート
0825高塚小屋
0908新高塚小屋
0928第一展望台
0948第二展望台
0956第二展望台スタート
1025平石岩屋
1100焼野三叉路
1122宮之浦岳山頂
1156宮之浦岳山頂スタート



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道が見えてますね。


なんかウキウキしてしまいます。

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途中、こんな場所もありましたが。。


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永田岳は、個人的には宮之浦岳より美しいと言えます。


高さは少しだけ宮之浦岳の方が高いのですが、私の中では永田岳もお勧めです。


両方上っておくことを強くお勧めします!




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何とも表現しがたい大岩。


なんでそう載ってるの?


岩に聞きたくなります。



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いよいよ山頂の大岩が見えてきました。


米粒のような2人が見えます。


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最後はこのロープを使ってよじ登り、


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山頂~~~~~!


向こう側が見えました。


今日下っていくいなか浜も見えてます。


海の向こうには口永良部島が見えてますね。


永田岳山頂到着は12時55分。



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下から見た大岩の上にいたのは若いカップル(うらやましい)。


少し会話をしたところ、永田岳はもう5回目とのこと。


でも、今日のような景色は見たことがなく、初めてだというと、すごくラッキーですよ~と言われました。


↓ お2人の写真を撮って差し上げ、私は一人の写真を撮ってもらう。(今回これを何回やったか。。)



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永田岳からのぞむ宮之浦岳。



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ちょっぴりへっぴり腰気味。



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↓  これから下りていくのはこの道。


コースタイムはここから永田歩道登山口まで7時間50分。


永田岳をスタートしたのは13時08分。。。


一抹の不安が心をかすめる。


【ここまでの私のタイム表】
1156宮之浦岳山頂スタート
1211焼野三叉路
1255永田岳山頂
1308永田岳山頂スタート


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永田岳山頂から鹿之沢小屋を目指して下っていくのですが、ひじょーに歩きにくいです。


ガレていたり、道が見えなかったり、道が半分崩れていたり、、


焦ってけがをしてはいけません。


慎重に、急いでいました。



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↓ ほんまにあそこまで下りて行けるんやろうか~と思いながら眺めました。


永田岳の標高は1886m。


これを0m近くまで一気に下るわけです。


北アルプスなどにはもっと高い標高の山も沢山ありますが、なかなかこのような経験は出来ません。


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ローソク岩の眺めは素晴らしかったです。


雑誌「PEAKS」の屋久島特集に載っていた美しい写真に匹敵する景色が見れました~。



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↓ やっとの思いで鹿之沢小屋到着。


途中でベテラン風の山歩きの方と話をしたのですが、永田歩道で今日中に下まで下りるというと、こいつ大丈夫か?という顔をされました。


19時半~20時くらいには下りれるかもしれないね、みたいなことを言われ、ちょっと焦る。。


送陽亭で夕陽を見なければならん。。


ライトでピンクテープを辿るのは不安。。




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小屋には、ここで泊まる予定という広島から来たというおじさんが休憩されていました。


そのおじさんとも少し話をしたのですが、こちらはやさしそう。


永田歩道は最近整備されたみたいだから大丈夫だと思うよ~と言われ、安心度上昇。


永田歩道、最近歩かれたことあるのですか?と聞くと、永田岳から下りてきてここに泊まって、また永田岳経由で帰る予定で、永田歩道は歩いていないとのこと。


安心度、急降下~~~。





ここから先は永田歩道に入ります。


ヒルが多発する(血だらけになる)との事前情報があちこちに書かれており、屋久島の登山ショップでも聞いていたので、ここで持参していた「昼下がりのジョニー」を身体じゅうに噴射。



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あとはひたすらピンクテープを辿って下りるのみ。


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ピンクテープは一定間隔で木に結び付けられているのですが、その間隔が短かったり長かったり、劣化して色がくすんでいたり、地面に落ちてしまっていたり、幹に隠れて見えなかったりします。


ひたすら目を凝らしてテープを負いますが、ある程度進まないと、次のテープが見えない間隔もあり、合ってるのか???????と


不安になりながら進む場面もたびたび。


かなりメンタルが要ります。


何せ一人なので。


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↓ 増水時には渡れないという渡渉が現れました。


ほっと一安心。


好天候のため、水ない~ 



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気持ちのよいトレイルも随所にあります。


斑尾や神流で経験したようなトレイルもありましたよ~



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ですが、とにかく長い。


いくら走っても走っても、地図上では全く進んでいない。


(単に私が遅いだけなのですが)



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だんだん時間が経つにつれ、立ち止まってカメラを出して写真を撮っている場合ではないのではないか、


と思い始めました。




これ以降、写真減ります(笑)


とりあえず、私の感想としては、時間があれば、永田歩道はきちんと整備されているし、倒木で通れないような箇所は無かったし、ピンクテープの見落としさえ無ければ遭難することはない。


山ヒルはいなかった。


恐れることはない。


ただ、地図は頻繁に確認することがある。


ピンクテープを見失ったら一旦戻って周囲を見渡してみること。


・・・・・・・・・・・・・・



時間に余裕があれば、人もほとんど入っておらず、これほど本当の屋久島の森の美しさを堪能できる道は無いです。



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危険個所には、注意ロープもあります。


ちなみに危険個所は結構沢山あります。


ナイトはやめておくべきです。



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姥ヶ岩屋にやっと到着。


15時24分。


地図によると、ここから登山口までまだ5時間10分とあり、ほんまにオレは大丈夫なのかと自問自答しながらとにかく進む。


(写真もあせっており、ぴんぼけ)


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やっと見えてきた竹の辻の表示。


この看板をここが岳の辻と思い込んで走っていたのですが、、、(後述)



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こういう箇所もあります。


ピンクテープわかりません。


とにかく進んでみるしかありません。



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現れた岳(竹)の辻の看板。


このときのショックといったら。。


上述の写真を見返してみると、矢印になってますよね。。


ここに着いたのが16時22分。


登山届では16時半下山と書いたのに、コースタイムはここから登山口まであと4時間半。


ここからは鬼の形相で下りました。


展望台や山頂で休みすぎたな〜などと思いながら。


下りが苦手な私ですが、そんなことを言ってられません。


最後、標高が下がってくると、走れるトレイルが沢山でてきます。




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しかし、走っても走っても走っても走っても走っても走っても、次のピンクテープが現れ、なかなかゴールが見えてきません(泣きそう)。



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そしてポンっと出てきた登山口。


ここに着いたときの嬉しさ、安堵感と言ったら。。。。


登山口着が17時57分。。


日が長くなっていてよかった。。


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【ここまでの私のタイム表】
1308永田岳山頂スタート
1337ローソク岩展望台
1352鹿之沢小屋
1400小屋スタート
1455桃谷広場
1524姥ヶ岩屋
1622岳の辻
1757永田歩道登山口

13時間07分の旅でした。



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永田歩道は、登山口に出てきたら終わりではありません。


林道を一時間下らなければなりません。


昨年のおんたけウルトラ100kmレースを思い出しながらの林道下り。


ここも全力で走りましたよ。


夕陽を見なければならんので。


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林道からふりかえると、下りてきた山が~~~


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そして、何とか宿に到着。




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夕陽に照らされたいなか浜と、


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潮風に当たりながら、炭火で地元産の海の幸、山の幸を堪能。



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念願の口永良部島に沈む夕陽を見ることが出来ました。


口永良部島の噴火とともに。





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さらに!


晩は、永田のいなか浜で、うみがめの産卵を見に行きました。


5月はそろそろウミガメが産卵に上がってくる時期なのです。


光を当てるとウミガメは上がってきませんので、浜は規制がかけられています。


懐中電灯はもちろん、携帯電話の光もアウトです。



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NPO法人うみがめ館のレクチャーを受けました。


産卵の鑑賞の際の注意点や、アカウミガメとアオウミガメの違い、卵の大きさ、カメの移動距離等。

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このあと、運よくアカウミガメが上陸し、卵を産み始めたとの情報が入りました(この情報が入るまで待機なのです)。


おかげさまで、41年生きてきて、初めてウミガメの産卵を間近で見ることが出来ました。


写真は基本禁止ですので、目に焼き付けました。


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今回の鹿児島開聞岳から屋久島旅行、天候に恵まれ、かつ、やりたかったことの全てをやり遂げることが出来ました。


旅は事前準備です。


あ~屋久島病に、り患した。


もう既に屋久島に帰りたくなっています。


楽しかったな~。


(終わり)

by suyama4168 | 2015-05-16 02:18 | トレラン(旅) | Comments(0)

神戸・三宮の旧居留地で弁護士事務所(かがやき法律事務所)を経営。誰でも気軽に相談できる町の法律相談所を目指している。離婚問題、相続・遺産分割問題、借金問題が特に得意。趣味はゆっくり走ること。ウルトラマラソン100km完走、トレイルランニングUTMB、UTMF完走。


by suyama4168