第4回UTMF2015 ウルトラトレイル・マウントフジ 前日まで

2015年9月25日から3日間にわたって開催された、第4回ウルトラトレイル・マウントフジ2015(UTMF2015)に出場してきました。


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【前日まで】


エントリしたのが3月1日、当選したのを知ったのが4月1日。


富士山の周囲のトレイル、ロードを100マイル(約170km)走るレースです。


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過去に出場したレースのポイントによって参加資格が得られる大会で、誰でもエントリできる訳ではありません。


第1回が開かれたときは、全くもって他人事で、DVDを見ながら、奇特な人もいるものだ、と思ったものでした。


数年を経て、


自分も奇特な人の仲間入り。。。。。


そこまでして走る理由がわからないと、よく言われます。


自分でも明確な理由はわかりません!


普段のトレランは単純に楽しいのですが、100マイルのような苦行については、何故やるのでしょう。


達成感なんですかね。


入賞を狙えるようなエリートランナーでもありませんので、要は最初から最後まで自分と向き合い、自分と戦う訳です。


辛くても、やめたくなっても、目の前の一歩を出していく。


他人は同士であり、決して他人と戦うのではありません。


よく言われるのですが、「旅」に近いものがある。


旅は理由がなくても行きますよね。


行って帰ってきたら、また行きたくなりますよね。


それに達成感や、あらゆることへの感謝の気持ちがついてくる、ってところでしょうか。




当選した日から、ずっとこの大会のことが頭の片隅にありました。


今年、走ったレースは、UTMFまでに伊豆大島ウルトラ100km、鯖街道ウルトラ77km、サロマ湖ウルトラ100kmの3つ。


スピード練習をしない私は、決して速いランナーではありませんが、苦しくなってもそこそこのペースで人より我慢できるようです。


当選してからは、出来る限り山(六甲山)に入ろうと思っていたのですが、仕事も忙しく、なかなか思うように時間が取れなかったです。


月間の走行距離は、
4月:262km
5月:308km
6月:254km
7月:159km
8月:289km


7月には乗鞍岳・美ヶ原、8月は西表島にも旅行に行っており、それ以外の日も仕事に追われる毎日を過ごしながら、早朝に走ったり、晩に走ったり、全山縦走に何度も出かけたり、UTMFに向けて自分なりによく走ったほうです。


特にスピード練習をした訳でもなく、峠走をした訳でもなく、ひたすらゆっくり長く動く練習ばかりしていました。


ちなみに第1回から第3回までのDVDは、覚えてしまうほど繰り返し見ました(笑)





また、UTMFは厳格な競技規則があり、装備の必携品も定められています。


8月下旬から収集開始。


昨年までは春開催だったものが今年は9月開催で、前回までのブログ等は、寒さの観点については余り参考になりません。


出場経験者の仲間に相談しながら装備を決めて行きました。


基本、装備はほとんど持っており、新しく購入するものは極力少なくしようと思っていましたが、大会が近付くにつれ、実力の無さを装備でカバーしようという気持ちになるのが人情。


ザックと防寒着、GPS時計を新たに購入してしまいました。


ザックと靴、ライト、ドロップバッグに何を置くかが大事。


結局、これら以外は、レース結果にそれほど影響してこないというのが私の考え。


この4点だけは、真剣に吟味し、納得のいくものを追求する価値があります。


UTMFにエントリーするレベルの人であれば、自分に合う行動食はわかっているでしょうし、服装やレインウェアに関しても迷うことは無いのではないでしょうか。


ちなみに私に関して言えば、自分への備忘としても挙げておくと
ザック :YURENIKUI ZAINO2 (ザイノ2)
ライト :GENTOS(ジェントス) 閃 325 2本
     ペツル(PETZL) NAO
シューズ:ホカオネオネ(HOKA ONE ONE)チャレンジャーATR 前半
    :ホカオネオネ(HOKA ONE ONE スティンソンEVO) 後半
雨具  :トレントフライヤー ジャケット(モンベル)
保温着 :キャプリーン4(パタゴニア)、レッグウォーマー(モンベル)、ホワイトランニングジャケット(ノースフェイス)
帽子  :アークテリクス
ソックス:DrymaxMaximum Protection Trail Running 1/4 Crew Black
下着  :フラッドラッシュパワーメッシュ上下(finetrack)
ジェル等:Mag-on38個、その他、ここでジョミ、アミノバイタル、ZEN、胃薬等々。

ドロップバッグには、着替え(上から下まで全て)、 シューズの替え、ライト・電池の予備、モバイルバッテリー、エアーサロンパス、カップヌードル、サーモスの水筒に熱湯、色んな種類のお菓子、レッドブル3本、ジェル後半分、バスタオル、タオルを準備。


携帯は普通にiPhoneを持って走りました。
ジェルは1時間に1個のつもりで38個用意しました(目標は35時間に置き、38時間くらいでゴール出来るつもりだった)。
必携装備のほかに自分なりに必要な装備を持ち、ジェルを20個近く、水が1リットルではエイド間距離が長いので普通は足りないので、1.5リットルから2リットル持つとすると、尋常ではない重さと嵩になります。

ザックはパンパンになり、担ぐのによっこらしょという掛け声が必要になるほどです。
普段、トレイルランナーは出来る限りの軽装で走っており、これだけの荷物を背負って走るのには普通は慣れていません。

最後の1か月は、重めのザックを持って六甲に入るようにしていましたが、フル装備のザックがここまで重くなるとは想定外でした。

今後出られる方は、なるべく早く装備を確定し、同じ重さと嵩のザックを背負って山に入ることをお勧めします。


なお、サポートがいない方が大半だと思いますが、サポートがあるのと無いのとでは、精神的な面はもちろんですが、物理的に全然違います。


頼める方は頼みましょう。


レース途中に仲間や友人の知った顔を見ることがどれだけ勇気とエネルギーに繋がるか。。


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【いよいよ前日】

今年出場したすべてのレースを一緒に出場し、一緒に当選したTくんと車で行く予定でしたが、Tくんが突然の疾患でDNSとなり、「ぼっち参戦」となりました。


会場に着けば知り合いが沢山いるとはいえ、会場入りが1人というのはとても寂しいもの。


ですが、一番辛いのは本人。


無念の思いを背負って、1人で神戸から運転し、現地入りしました。




無常の雨。。。


予報はレースがスタートする金曜とメインの土曜が雨、日曜に回復してくるとの予報。


午前には見えていたという富士山も、私が到着するころにはどこにあるかわからない状況でした。


ホテルは河口湖駅近くに取り、受付・スタート会場の河口湖八木崎公園までは折り畳み自転車で参上。


↓ このゲートを見ると、やはり「おぉぉ!!」と声を挙げてしまいました。


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色々とブースが出ており、気になりますが、とにもかくにも受付と装備品チェックを受けなければなりません。



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外国人の選手が非常に多くてびっくりしました。


さすがUTMF。


何をどうしたらよいのかよくわかりませんでしたが、要はザックから言われたものをザックから取りだして見せるのではなく、最初からザックの内容を全てトレーに出したうえで、並ぶのでした。


無事装備品チェックをクリア。


ちなみに私は、マップの詳細図、ライトと替えの電池、サバイバルブランケットをチェックされました。


マップの詳細図は結構嵩張るのですが、全部プリントアウトしておいてよかったです。



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↓ おもてなし茶屋。


外国人の選手と家族がうれしそうにお茶を楽しんでいました。



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ブースに寄って、限定Tシャツなどの買い物を済ませ、トレランが縁で今年ご結婚されたばかりのMさん夫妻の宿泊されている宿に寄り、一昨年STY、昨年UTMFを完走した方ならではの有用な情報を教えてもらいました。


翌月予定日を控えた妊婦さんなのに、夫の応援に来ているH美さんのバイタリティはすごい(結局深夜、早朝も応援に出ていたらしい)。


元気な赤ちゃんを産んでくださいね!



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普段のレースは早朝5時とか6時とかのスタートが大半ですが、今回のスタートは午後1時。


ゼッケンやフラッシュライトの装着など、準備を全て終えたうえで、近くの定食屋で普段の2倍のご飯を食べ、ビールやらワインやらを近くのスーパーで買いこんできて1人酒をやっていました。


そんな中、仲間から飛び込んできたのが、コース変更のお知らせ


雨のため、脆弱な登山道への悪影響を回避するため下記2ヶ所のコースを変更とのこと。


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1.A2本栖湖-W1麓間、竜ヶ岳を登らず山裾を巻く東海自然歩道を通ります。
2.A7すばしり-A8山中湖きらら間、立山から三国山への稜線には進まず、左折して籠坂峠に下り、国道横断、一般道、国道歩道を経由してA8に向かいます。
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この変更は、いわゆる「山登り」「山下り」区間が少なくなり、走れる区間が長くなることを意味します。


難易度が下がる訳ですので、周囲のラン仲間の反応は「残念」「何とも言えない。。」というものが多かったです。


私も本来予定されていたコースで走りたかった!という感想でした。


しかし、トレランは環境との調和が第一。


レースによってトレイルが傷んでしまってはなりません。


天候によっては中止もありうるのがトレイルランニングの大会。


開催して頂けるだけ、ありがたいと思わなければ。




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結局、コース変更されても、今回は極めて難易度が高く、大会史上最低の完走率となったのですが。。。(当日編へつづく)


by suyama4168 | 2015-10-13 19:53 | トレラン大会 | Comments(0)