Luminare~神戸ではたらく弁護士のブログ~

神戸・三宮の旧居留地で弁護士事務所(かがやき法律事務所)を経営。誰でも気軽に相談できる町の法律相談所を目指している。離婚問題、相続・遺産分割問題、借金問題が特に得意。趣味はゆっくり走ること。ウルトラマラソン100km完走、トレイルランニングUTMB、UTMF完走。

IZU TRAIL journey (伊豆トレイルジャーニー)71.7K 2016 レース当日


一夜明けてレース当日。
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3時半に起床し、身支度を済ませ、4時15分ごろに階下に降りると、朝食のお弁当の準備が出来上がっていました。

宿によっては、出発時刻が早いため、宿では食べなければならないところもあると聞きましたが、落ち着いて食べられて良かったです。

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↓  IZU TRAIL journey (伊豆トレイルジャーニー)71.7K 2016 高低図。

走り出してからしばらく上りが続きますので、最初から心拍上げすぎないように、仁科峠が半分くらいの気持ちで臨もうと考えていました。

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風呂と布団が隣だったMさんと宿を出て、バスターミナルまで宿の方の自家用車で送って頂けました。

歩きながらFB友達になるなどしていたら(歩きスマホはいけません)、あっという間にスタート地点へ。

5時30分荷物預け終了、6時スタートですので、そこそこ早めに行っておく必要があります。

宿を出た当初は寒くないと感じたのですが、数十分外気の中にいると、完全に身体が冷えきってしまいました。

スタート待ちの間のダウンジャケットは必携かもしれません。

トイレの数が少なく、早めにトイレに行って、出てきたら長蛇の列になっており驚き。参加人数の割に数が少なかったような。。

Mさんと早めに並んでおこうとスタート地点へ。

光るスタートゲートは他で見たことあったかな。なかなか映えていてよろしい。


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並んでからしばらくありましたが、鏑木さんとコースプロデューサー千葉さんの最後の注意事項の確認等を聞いていたら、いよいよスタート時刻に。

スタートしてしばらく(4kmほど?)はそこそこ道幅のある舗装路を行きますので、速く前へ行きたい方は、行けると思います。

私の場合は飛ばさずマイペースで走っていきますので、自然と周囲が同じペースの選手となってきます。

ですが、ず~~っと上りなのに、周囲が歩きませんので、自分も歩くわけには行かず、マイペースながらも結構しんどかったです。

トレイルに入るとシングルトラックが続きますので、渋滞とまでは言いませんが、スピードは落ちます。

結局渋滞で立ち止まったのは1回だけで、時間も30秒程度のものでした。

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立ち止まると何十人もの選手に抜かされますので、走りながら撮らざるをえない。。

ちなみに、ヘッドライトは走り始めて30分も経たないうちに辺りが明るくなってきましたので、必要なくなりました。

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↓ ウォーターエイド(W1)宝蔵院 8.4km地点。7時16分到着。

この手前で、偶然、今年CCCに出場された友人に出会い、UTMB、CCC談義、身体の芯の疲れがなかなか取れない談義。

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下りはキロ4分半~5分ペース。

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朝陽が眩しいけど気持ちいい!


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途中、C1(八瀬峠)、C2(諸坪峠)を通過しますが、特にそこで何かがチェックされるわけでもなく、ICチップが反応する訳でもなく、正直、いつ通り過ぎたのか記憶なし。

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↓ 林道を延々下ると、見えてきました。

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第1エイド こがね橋 24.9km 9時24分到着。

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↓ 基本、私はエイドでゆっくりしないタイプですので、水を補給し、食料をささっと頂いてすぐに出るつもりでしたが、手がかじかんで水の補給がままならず、少しゆっくりしてから出ることに。

個人的にはオレンジが美味しかった。

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こがね橋エイドを出ると、43.5kmのA2(仁科峠)まで、18.6kmの間、エイドがありません

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延々と林道を進み、トレイルを上って行くと、標高が上がり、寒くなってきます。


しかも、前日あんなに「素晴らしい天候!」と期待させられていたのに、この時間帯は、太陽が出ておらず、登りでかいた汗が、冷えてきて、風にも当たると、どんどん体温が奪われていきました。


しかも、結構喉がかわくのですが、水がまた外気で冷えて冷たくなっており、身体の内から外から冷やされて、とにかく温かいものが飲みたい、温かくなりたいという気持ち(というか願望、切望)が湧き出てきて、立ち止まると震えがきますし、手足にも力が入らない(要はふにゃっとした感じで手足が踏ん張れない)。


走れるはずの区間もジョグ程度でしか進めず、どうしようかどうしようかと思いながら進んでいました。


この途中に一つでもエイドがあれば違ったのでしょうが、ここの区間は、

「次のエイド(A2 仁科峠)に着いたら、自分はリタイアすることになるだろう」

「いやいや今決めちゃだめだ。着いてから考えよう」

「あ~トレランで初の途中棄権か~」

「いや、A2とA3は温かいものを用意したと鏑木さんも言っていたし、温めれば回復するかもしれん」

「でも持っている装備をほとんど着てこれだけ寒いのに、これ以上寒くなったら対処のしようがないな」

「いやいや、A2まで着いたらブリーフィングではゴール出来ると言っていたし、A2に着いた時刻で行くか行かないか決める方がいいんじゃないか」

「やっぱりUTMBに持って行った軽量ポットを持っておけばよかったな」

「なんで太陽出てこえへんねん。話が違うやないか」

などとまさに自問自答(苦笑)


↓ 追い越し禁止区間のトレイルはまさに極上。どこがトレイルか分からないくらいの落ち葉の絨毯でした。(しかし、カメラを取り出す気力なく、この不完全な1枚のみ。。)

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結局、ゴールした今思うことは、私は冬のトレイルの経験が少なすぎたということ。


ホームコースの六甲(と言ってもそれほそしょっちゅう行くわけではありませんが)のトレイルにも冬にはほとんど行きません。


行っても、レースのときのように飛ばしたりせず、汗もいうほどかきません)


なので、冬、結構本気で寒いトレイルを走った場合に、自分がどのような状態になるのか、経験不足だったなと。


今回のレースに出たことは、自分にとっての貴重な経験の蓄積となり、装備品を考えるうえで、次回に必ず参考になると思います。


これは人に聞いてどうこうではないので、やはり自分で経験しなければならないんですよね。


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↓ コース最高点の猫越岳(ねっこだけ)。

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↓ 弱り目に祟り目。泣きっ面に蜂。

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↓ みぞれの降る中、12時24分に撮影された被写体。目が怖い。


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↓ 進んでも進んでもA2(仁科峠)は現れない。

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↓ A2(仁科峠)が見えてきたときの嬉しかったこと!12時42分到着。


ここではとにかく身体を内から温めねば!!と、入るとすぐに温かいうどんを頂き、紅茶・コーヒー(セルフサービス)を何杯も何杯も飲み続ける。7、8杯頂いたかな。


しかし、汗冷えがひどく、かといって上に重ね着するものはあっても、着替えは無い。。


結局30分以上もエイドに滞留。

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やめるつもりで入ってきたはずのエイドでしたが、無意識に身体を温めて走り続ける行動を取っていました。


次のエイド(A3 土肥駐車場)はわずか11km先。


地図を再チェックし、それほど上り基調でもなさそうということもあり、少なくともそこまでは歩いてでも行けるだろうと判断し、さっきの知人(CCCさん)と握手して出発。


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稜線区間に入り、先に聞いていたとおり、西風を受けながら進む。


確かに絶景。


少し体調回復。


延べ5~6kmは惰性で何も考えずに下れるトレイルが続き、寒さも何もかもを忘れ、ただただ「無」の状態で進んでいけました。


一番きつかった先ほどの区間を終え、A2~A3は、こういう感じで距離が稼げたのが大きかった。

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↓ A3(土肥駐車場)54.5km地点 15時13分到着。


このエイドの手前は数キロ舗装路で、路肩を行きます。周囲で走っている選手はほぼいません。


私は走ったり歩いたりを繰り返しながら、少しでも前へと進んでいきました。

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このエイドに入った際には、先ほどのエイドのときと比べて、それほど切実に温かいものを!という感じではなくなっていたのですが、しし汁、紅茶・コーヒーを何杯か頂きました。


ポットの電源が私が滞留している際に切れたらしく、ぬるいお湯で紅茶を頂きました。


私の後から到着した選手は熱湯が頂けなかった(先のレストハウス?の自販機で温かいものを購入した)という噂を聴きましたが、どうだったのでしょうか。


この寒い季節の70km超えのレースで、エイドが3つしかなく、温かいものが頂けるのか頂けないのかは選手にとって切実な問題です。


先ほどのエイドも電気ポット2つ、このエイドも電気ポット2つ。


供給が追い付いていませんでした。(皆熱湯が欲しいので、すぐお湯が無くなる)


すると、水を入れて沸騰するまでに時間がかかり、選手によっては沸騰する前に湯を出していました。


隣にいた選手は待ちきれず、まだ40度の水でコーヒーを入れていましたが、湯気もたっていませんでした。


このエイドでは電気が来なくなって、ポットからの自動給湯が出来なくなり、お椀ですくってコップにお湯を入れて貰いました


電気ポットでも構わないのかもしれませんが、電気が切れるということがあってはならず、やはり、簡易ガスコンロとやかんでどんどん湯を沸かし、それをポットに移し替える等の工夫があっても良かったのではないでしょうか。ガスは禁止なのかな。。しし汁やうどんはガスだったような気もするが。。


選手はそこにある、と思っていたものが到着したときに無いと、身体的にはもちろんのこと、ものすごく心理的ダメージを受けますので。


それほど経費がかかるものでも無いでしょうし。。


参加料19000円。。。不出走者304名。。。

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結局、このエイドでも20分以上の休憩を入れ、エイドでの滞留時間の合計は、今回のレースは1時間以上となってしまいました。

でも、エイドで回復出来たからこそゴールが出来たわけで、まぁ、良かったということにしておきます。

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達磨山に差し掛かるころは、丁度夕暮れ時。

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このレースは木段が結構多くて苦労させられるのですが、達磨山の前後は、とくに段差の大きい木段です。

気持ちよく下りたいところですが、なにぶん段差が大きく、歩幅も合わせにくく、少々残念。

でもあとは、舗装路の登りが数キロあるほかは、ほぼ延々と林道を下るのみ。

町に出て2.7kmでゴールです。

私は、残り7、8km辺りから、12時間は絶対切ると心に決め、街に出てからの残り距離と残り時間を照らし合わせて考えるとかなり厳しい状態でしたが、最後ふんばり、何とか切ることができました。

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ゴール後は、その日じゅうに帰らなければならないため、わき目もふらずに荷物を取りに行って着替え、バス停へ。

(ゴール時間によっては、着替え場所や、修善寺駅までのバスが長蛇の列になると聞いていたため、今回は少し早めにゴールしたいという気持ちがあったのが潜在的なプレッシャーになっていたかもしれません。20時ぎりぎりゴールでは、帰れなかった。)

丁度路線バスがやってきて、待ち時間無しで乗り込むことが出来、予約していた新幹線より2本早い新幹線に変更して帰ることが出来ました。

↓ 帰りの修善寺駅。

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あんなに寒かったのに、ビールだけはやっぱり買っちゃいまして、

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23時過ぎには自宅に到着。


今回のレースはそのレース名のとおり「旅」。


トレイルレースは、仲間や美しい景色と出会うことが出来るのは勿論なのですが、自身の内面と向き合ったり発見したりすることができる素晴らしい旅だと思います。


冬のレースは、特に準備・運営が大変だと思います。


運営関係者の皆さま、寒い中の誘導やエイドのボランティアの方々、ありがとうございました。


by suyama4168 | 2016-12-15 13:56 | トレラン大会 | Comments(0)