2017 サロマ湖100kmウルトラマラソン

今年もサロマ湖100kmウルトラマラソン(2017)を走ってきました。

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今年で、3年連続3回目の出場。

(→ 2015年 サロマ湖ウルトラマラソン

(→ 2016年 サロマ湖ウルトラマラソン


昨年、寒さで懲りたこともあり、今年は天気予報をかなりの頻度でチェックしていました。

ずっと小雨予報で、今年も残念ながらサロマンブルーは見られないかなと景色は諦めていましたが、最終的な予報では、それほど気温は下がらなさそうで(12度~16度くらい?)、かつ風もほとんどなく、弱雨ということで、むしろ走るには好都合、のつもりで現地入り。

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ツアーは高いので、これまで利用したことは無く、毎度自分でエアー、レンタカー、ホテル、シャトルバスを予約して向かいます。

女満別空港には歓迎のポスターがずらり(↓はその中の1枚)

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お約束のメルヘンの丘を通り、

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空港から40分程度?でホテルのある網走入り。

行きたいところもないので、網走川沿いを散策し、

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夕方5時過ぎに牛丼屋でカレーを食べ、準備をして8時に就寝。


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当日は、ゴール地点の常呂町スポーツセンターまで車で行ってそこに車を停めておき、シャトルバスでスタート地点の湧別総合体育館へ向かう段取りです。

シャトルバスの出発は午前3時。

午前1時には起床して身支度をし、午前2時過ぎにはホテルを出発しなければなりません。

起床してカーテンを開けると、寝るときには降って無かったのに、まさかの土砂降り。。

予報と違うがな。

シャトルバスにも雨の中並び、靴も走る前からグショグショになってしまいました。

駐車場が土なので、仕方ありません。

何とかスタート地点に到着するも、外は土砂降りなので、体育館はいつもにも増して大混雑。

トイレにも雨の中、長時間並ばなければならず、走る前から色々と予定を狂わせてくれました。

思てたんとちゃう~~!

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体育館に叩きつける雨音が余りにも激しく、選手からどよめきが起きるほどでした。

ギリギリまで中で待機し、10分前にスタート地点へ。

ここは、すぐ横がスタート地点なので、ストレスがありません。

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整列して、5分後にスタート。

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Tシャツ、アームスリーブ、短パン、長ソックスで走る予定でしたが、今年は昨年の教訓からウィンドジャケット(2枚)やタイツ、ビニールポンチョなども持ってきており、スタート時から総動員しました。

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序盤は飛ばさないことを心がけ、心地よいと感じるペースより少し早いペースで走っていました。

昨年は、序盤から身体が重たかったのですが、今年はそうでもなく、このまま行ってくれればなーと思いながら、冷静に走れていました。

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三里番屋の折り返しまでは至って調子よいと思っていたのですが、折り返したら、実はそれまで追い風を受けていたことが判明。

折り返すとアゲンストで、同じペースで走るのは少々しんどかったかな。

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その後は、予定通り30kmでスペシャルを取り、国道も淡々と走って、42.195km地点。

昨年はここで既に相当重たかったのですが、今年は昨年ほどではない。

3時間54分くらいで通過できました。

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その後、50km~60kmにそこそこ勾配のある坂がいくつかあるのですが、ここも歩かずに走り切れました。

50km通過時点で、16分くらいの貯金があったので、このまま出来るだけ貯金を使わないで、キロ6を超えない程度でキープしよう、少しずつ貯金を使って何度か2度目のサブテン(10時間切り)を目指そう、と冷静に考えながら走っていました。

ところが、

預け荷物のある54.5km地点にあと1~2kmのアップダウンを走っているころ、急に胃が気持ち悪くなり、嘔吐感が出始めました。

またか~、という感じ。

スピードが落ち、足も重くなり、寒さも感じるようになり、食べ物も水分も受け付けない。

ホント急に来るもんなんですよね~。

びっくりするくらいに。

何とか戻さずに54.5km地点にたどり着きましたが、それまで調子も普通だったはずなのに、着替える元気も無し。昨年の教訓で温かい飲み物を準備していたのですが、飲めない。

私は基本、戻してしまうと、気力が萎えてしまうので、戻すのを我慢するタイプなのですが、トイレに入った際に、室内の臭気に刺激され、噴水のように戻してしまいました。

昨年も、辛くて残り40km以上走れるとは思えず、グズグズしたものですが、今年も全く同じ状態に。

行きたくない自分と、行くでしょうという自分のせめぎ合いの中、とにかく行けるところまで行こうと荷物をあずけ、ヨロヨロとリスタート。

結局どうせ濡れるし、とか独り言を言って、着替えもせずにスタート。エナジージェルも、預け荷物から補充するはずだったのに、逆に「重たいしどうせ摂れないから」と、ウェストポーチに入れていたジェルも全部預け荷物袋に放り込んで、半ば自暴自棄状態。

手足に力が入らず、頭もボーっとして、10m走っては10m歩く、ちょっとでも勾配のある上りは歩く、を数キロ続けていました。

勿論、昨年の飴飴大作戦は思い出しましたが、今年の状況は飴も厳しい感じで、ホントにDNFを覚悟しながら進んでいました。

だいたいこの辺りは2~4kmごとにエイドがあるのですが、エイドに着く度に数分立ち止まっていました。

その後、徐々に気持ち悪くてもエイドのオレンジやレモンは食べられるようになり、オレンジを20個くらい頂いたり、レモンを貪り吸ったりしているうちに、何となくゆっくりとなら走れるエネルギーを感じ始めました(それまでの数十分は泣きそうだった)。

他のランナーとも話す余裕が出てきて、そのうち、ゆっくりではあるものの、止まらずに走れるまで回復してきました。

↓ 63.5kmのスペシャル。

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魔女の森に入る頃には、嘔吐感も無くなり、完走できそうな気持ちにもなってきました。

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それでもウェストポーチからカメラを出す余分なエネルギーは無く、↓ 次の写真がワッカへの入り口という。。

70kmから80kmは、50kmの部のランナーと合流し、並走する区間なのですが、歩道が細いうえ、今回は、端から端まで水たまりになってしまっている箇所が多々あり、車道からは豪快に水をぶっかけられるという苛酷な区間でした。

大半の車は、水を飛ばさないように、そろりと行ってくれるのですがね。

女性ランナーなどは悲鳴をあげていました。

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ワッカに入ると、遮るものがなくなります。

往路は超絶の向かい風。

結構な風速あったと思います。

濡れた身体に冷たい風が当たると、氷の風を浴びているような感覚になります。

疲労でスピードが出せず、自分で発熱できる状況ではありません。

ここの往復だけで、銀の保温シートに包まって、震えながら収容車が来るのを待っている選手を十数人も目撃しました。

苛酷だったな~。

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↓ ワッカ折り返しに出来た橋。

折り返すと追い風になることを心の拠り所にしつつ、11時間切り何とかならんのか、と自分を叱咤しながら走っていましたが、もはや気力で押していくことは出来ませんでした。

あと1km、あと1kmと鬼神のように唱えながら、ヨダレも垂らしながら、何とかワッカの最後の登りを通過。

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通過したら、あとは平地2kmのビクトリーラン。

もはやタイムもどうでもよくなっており、最後の角を曲がる手前で立ち止まり、ゴール写真のため、ゆっくりジャケットを全部脱いでゴール。

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昨年もそうでしたが、今年も、途中で完走出来るとは思えない心理状態になりました。

当然、自分の身体を冷静に見極め、やめる勇気も必要だとは思います。

今回も、トレランだったら、リスタートは相当迷ったはず(トレランは自己責任のレベルが数段上がる)。

でも、完走してみて、やっぱり、極限状態になった際に流されず、自分に打ち克ち、その時その時に出来る最善を尽くしやり遂げたという経験をまた一つ得られたことは、走ることはもちろんですが、生きていくうえで、とても貴重なことだと実感します。

万一、途中で関門を食らったとしても、自分からは止めなかったという自信にはなったのだと思います。

最初から無理だと言うのではなく、とにかく最後まで粘り強くやってみることが大事かな。

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完走してみて、ここのところ、ずっとレースで胃が気持ち悪くなることが続いており、何となく原因は水分の取り過ぎなのではないかという気がしています。

いわゆる低ナトリウム血症。

よく思い出してみると、今回、寒さ対策で沢山着て走ったのですが、蒸れて汗をかき、序盤、かなり水分を取っていました。エイドごとに紙コップ3、4杯の水分を摂取し、それでも足りないので、手持無沙汰にしている「かぶり水」担当の高校生に水をもらって更に柄杓1杯分ごくごく飲んでいました。

後半の30kmは、合計でも紙コップ4、5杯程度しか摂らず、それでも何ら問題ありませんでした。

塩分の調整も出来ていなかった。

この辺りを少し研究してみようと思います。

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by suyama4168 | 2017-06-28 19:24 | マラソン大会 | Comments(0)