至仏山トレラン(尾瀬①)

木曽駒ヶ岳トレランの翌日は尾瀬へ。

尾瀬はマイカー規制がかかっているため、麓の尾瀬戸倉に駐車し、バス、乗り合いタクシーなどで、玄関口の鳩待峠へ行きます。


今回は戸倉の民宿に泊まったのですが、尾瀬で2泊する間、車を停めさせて頂くことができ、とても助かりました。

お酒は自分で用意して来てください、という面白い宿でしたが、泊まって良かったです(エアコンがなくて難儀しましたが)。

二十畳くらい!の部屋を使わせてもらえました。

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同行者は民宿で朝食を食べてから、宿に来てくれる乗り合いタクシーで鳩待峠へ向かい、7時頃にトレッキングを開始。

9時に山ノ鼻ビジターセンターからの半日の専属の尾瀬ヶ原ガイドツアーを申し込んでいました。

私は旅行の際はとにかく動き回りたいという性格なので、4時40分の始発バスに乗り、至仏山をトレランしてから、家族にどこかで追いつくというプランを立てました。

尾瀬では家族の荷物を私が背負うことになっており、普段は担がない、70ℓの重たいザックを担いで機動的に動けるのか、という不安がありましたが、スタートの鳩待山荘で荷物預けが出来るということを発見し(200円)、それなら大きなザックは預けて、トレラン仕様で行けるやん、ということで決行。

自宅から木曽駒ヶ岳まで運転、木曽駒ヶ岳トレラン、下りてきてペンションで飲んだくれ、翌朝尾瀬まで運転、その翌朝、早朝出発して至仏山登山、下りてきて家族に可能な限り早く追いつく、というなかなかタフな行程です。



出発の朝。

家族を起こさないように宿を抜け出し、徒歩5分のバス停に向かいます。

満員で乗れない、というのがイヤで、4時過ぎにはバス停に着きましたが、結局定員丁度くらい、積み残し無しで出発しました。

まぁ、バスと同額の乗り合いタクシーもありますので、もし乗れなくても、何とかなったでしょうが。

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バスに揺られること40分程度で鳩待峠に到着。

ガスで、またまた眺望が望めないかもと、かなりテンション低め。

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バス停から少し歩くと、鳩待峠休憩所が見えてきます。

荷物預けが出来る鳩待山荘はどこかなー、と歩いていくと、何と!休憩所も鳩待山荘も電気が点いておらず、真っ暗!

さすがに5時過ぎでは早すぎたようです!

「しまったなー、やっぱり事前に問い合わせておくべきやったなー」と思いながら、とりあえず奥の方に明かりが点いているのが見えたので、挨拶をしながら山荘に入ってみました。

スタッフの方が調理室で朝食を作られていたので、

「すみません、荷物預けって、まだですよね・・・???」と恐る恐る尋ねてみると、「まだですー」という申し訳なさそうなお返事。

「軒先に置かせて頂いてもよろしいでしょうか」と困った様子で言うと、調理場から出てきて下さり、「預かりましょう」と言って、荷物札を出してきて下さいました。

ありがたい(涙)

さすがに軒先に置いていくのは自己責任とはいえ常識的にはどうかと思いますので、預かって頂けなかったら、担いで登っていたことでしょう。

この度は、お料理の手を止めさせて、ご迷惑をお掛けしました。

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そうこうしているうちに、休憩所も開き、


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団体さんが朝食を食べたり、下準備を始めたので、私も、民宿で頂いた朝食弁当を頂きました。

「THE YAMAMESHI」


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トイレを済ませ、トレランスタート。

至仏山は、山ノ鼻ー至仏山の区間が、登りの一方通行のため、鳩待峠から山ノ鼻へ一旦下り、山ノ鼻から山頂へ上がって、半時計回りで戻る方も多いようが、私は時間の都合上、時計回りのピストンで登ることにしました。

事前のリサーチでは、至仏山は蛇紋岩という、ツルツルで滑りやすい岩があり、注意が必要とのこと。



雨は降っていないのですが、薄い霧。

私以外、全員山ノ鼻の方へ下っていきます。

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始発で来ているので、普通に行けば本日の山頂一番乗りが出来るはず。

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雨は降っていないので、レインウェアはトレランザックの中に。

最初は樹林帯を進みます。

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勾配はきつくなく、ジョグで上がっていけます。

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途中から木道が出てきます。

雨の木道のトレランは、昨年の立山で散々滑った経験があるので、慎重に。

出来るだけ早く、出来れば同行者には山ノ鼻で追いつきたいと考えており、かなりスピードアップして進んでいきました。

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前に人がいないというのはいいですね。

このような木道は追い抜きが難しいので、スタートが遅いと必然的にスピードが遅くなってしまいます。

今回は、自分のペースで進むことができます。

(木道を傷めることのないよう、基本は小走りと早歩きの間くらいのペース)

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途中までの眺望はこんな感じ。

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早朝の静寂のなか、黙々と木道を進みます。

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ところどころ、木道が2本になっています。

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かすかに尾瀬ヶ原が見えますね。

本当は尾瀬ヶ原の眺望を楽しめたはずなのですが。。。

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コースタイムの半分未満で来ました。

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途中のオヤマ沢田代の湿原にて。

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結局意外と滑らない木道でした。

スピードを出してなかったからかな。

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いよいよ出てきました。

蛇紋岩。

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ガイドブックなどに必ず書いてある至仏山の蛇紋岩。

本当にツルンツルンで、グリップは全く効きません。

普通にソロリと足を置いても、ツルン。

かなり神経を使います。

前日の晩に雨が降っていたせいもあったかもしれませんが、本当に難儀しました。

両手を空けておいた方が良さそうで、ポールも片づけました。

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ゆっくり歩きとなりますので、癒し系のお花も目に入ってきます。


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少し怖い。。


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小至仏山から至仏山への登山道。

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山頂到着(2228m)

蛇紋岩が出てきてからは、コースタイムと同程度のスピードとなってしまいました。

山頂はそこそこの広さがあり、人で混雑しているイメージでしたが、この日は寂しくなるほど誰もいません。


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あとでガイドさんに標高の覚え方を教えてもらいました(ふぅふぅふぅ、やっと着いた至仏山)


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せっかくの楽しみにしていた山頂でしたが、眺望も無いので、早々と引き上げに入りました。

ガイドブックによると、燧ケ岳はもちろん、谷川岳、武尊山、越後駒ヶ岳に平ヶ岳、会津駒ヶ岳などの日本百名山の重畳たる山並みが見渡せるとありましたが、、。

無念。

4年前くらいに買った、ソールが剥げたマウンテンマゾヒスト(トレランシューズの商品名です)で、蛇紋岩を下るのは、なかなか至難の業。

下りの方が滑って歩きづらい。

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蛇紋岩地帯を抜けて、木道が出てきたときには、本当にホッとしました。

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下りは、登ってくるハイカーとすれ違うことになる訳ですが、タイミングよく道幅が広かったり、木道もダブルトラックになっているところですれ違えたりと、ラッキーで、あっという間に鳩待峠に下りてくることができました。

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結局かかった時間は2時間~2時間半くらいだったでしょうか。

木曽駒ヶ岳に続き、至仏山もガスで残念でした。

後で出てきますが、尾瀬ヶ原を歩いているときには至仏山、くっきり見えましたので、時間を遅らせていれば、また違った景色が見れたのだと思います。

今年は尾瀬地方はずっと天気が悪かったようで、まぁ、登れただけ良かったと思います。

自分の息遣いだけが聞こえる霧の中の幻想的な木道を、山頂に向かって登って行く、素晴らしい体験が出来ました。

また行ってみたい山です。


by suyama4168 | 2017-09-05 14:25 | トレラン(旅) | Comments(0)