NEW POST

燕岳登山 1泊2日

2017.9.8 燕岳登山 1泊2日の旅。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19255000.jpg


今回は、おなじみTくん夫妻と、3人で燕岳に行ってきました。

2人との旅行は、昨年のUTMB以来。

予約を入れた春からずっと楽しみにしていました。



天気予報は「晴れ」。

情報サイト「てんきとくらす」の登山指数は「A」。

先日の尾瀬旅行で、木曽駒ヶ岳、至仏山、燧ケ岳とことごとくガスに包まれた私としては、半信半疑。

今回もガスに包まれると、ものすごく責任を感じる。。。





早朝に関西を出発し、穂高駅近くの登山者駐車場に停め、予約していたタクシーで登山口へ向かいました。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19145798.jpg

タクシー運転者さん(饒舌なおじいさん)の小話を聴きながら中房温泉へ。

あれは名物運転手さんなのではないか!?

登山口の中房温泉には所要40分~50分ごろで到着。

案の定駐車場は満車。

下の駐車場に停めて正解でした。


安曇野ICを下りるころから雲行きは怪しく、上の駐車場の写真のとおり、山の方を見ると黒く重たそうな雲に覆われて稜線はまったく見えず。

タクシーに乗ってからも運転手さんから「朝お客さんを乗せて行ったときは雨だったよ~」と言われる始末。

おかしい~。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19251826.jpg

中房温泉登山口手前に新しい登山相談所がありました。

ここで登山計画書を投函。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19134171.jpg

登山口には立派なトイレもあります。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19133652.jpg

靴ひもを締め、いざ入山。

スタートは午前11時30分。

燕山荘に宿泊予定のため、のんびり歩き始めました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19124685.jpg

幸い、歩き始めた際には雨は降っておらず、軽装で歩き始めることが出来ました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19123966.jpg

最初は樹林帯。

最初急だから気を付けてねと言われていましたが、確かにいきなり急登が始まりました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19123370.jpg

可愛らしいキノコ。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19112751.jpg

森の空気が美味しい。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19111774.jpg

あっという間に第一ベンチ。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19111274.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19110635.jpg

燕山荘のケーブルが横を走っています。

人間も乗れるのかなー

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19110080.jpg


ケーブル下をくぐると第2ベンチ。

スピードが速く、音も結構します。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19105546.jpg

イヤな予感が現実に。。。

ガスに突入。。。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19104947.jpg


順調に第3ベンチ到着。

この辺りでは休憩している方も結構いらっしゃいました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19104439.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19103928.jpg

まさか本当に天気予報が外れるとは。。

またまたまたガスか~。

全員、徐々に無口に。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19103316.jpg

富士見ベンチ。

本当は富士山が見えるはずのこちらも、本日は眺望無し。

素通りせざるを得ません。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19102466.jpg

でも、時折ガスが切れて青空が見える瞬間あり。

そこで思い切りテンションを上げていきます。

前向きに前向きに。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19102921.jpg

蒸し暑くて結構疲れてきました。

休憩する予定の合戦小屋まであと少し。

こういうのがあると嬉しいです。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19101130.jpg

ほぼコースタイムどおりの2時間半で合戦小屋。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19100336.jpg

合戦小屋では、名物のスイカがまだ売っていました。

まだあるかな~と心配しながら上がっていったのですが、有ってよかったです。

1切れ800円というのに賛否両論あるみたいですが、タクシー運転手さんによると、そこらの安もんのスイカではなく、ブランドスイカだそうで、1タマ5000円以上するんだよと言われました(真偽のほどは不明)。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19095766.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19095249.jpg

薄い一切れかと思っていたら、一人で食べるには結構な大きさの一切れでした。

私は一切れを3等分してもらいました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19094714.jpg

冷えてて、塩をかけて食べると、甘くて最高。

塩分と水分が不足しがちな山の中で、この大きなスイカは何にも代えがたい。

食べないという選択肢は無いでしょう。

800円は高くないと個人的には思いました。

(タクシーの運転手さんにブランドスイカだと聞いていたのもあるかもしれませんが)

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19252595.jpg

小屋の横にケーブルの終点があります。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19090473.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19085977.jpg

合戦小屋で40分も休憩して、よっこらせと出発。

団体のガイドさんの、「ここから1時間半で燕山荘です」という声が聞こえ、あー、もう1時間半で着いちゃうのか、と。

(もっと歩きたい)

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19085238.jpg

合戦小屋を出て少し行くと、森林限界で植生が変わり、眺望が開けてきます。

ちらりちらりと稜線が見え隠れし、テンションが上がります。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19084779.jpg

広場みたいな場所に到着。

合戦沢ノ頭。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19084254.jpg

遠くに燕山荘が見えてきます。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19083764.jpg

↑ の写真が ↓ 

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19080817.jpg


ここからは合戦尾根。

北アルプス三大急登と言われているそうですが、登山口から合戦尾根までの方がよっぽど急登だったような。

菊水山の方がきついです。



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19083278.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19082880.jpg

まだ遠くの稜線までは見えませんが、ガスは無くなってきました!

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19082185.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19081397.jpg



テントが見えてきた!

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19080395.jpg

燕山荘の下はお花畑になってました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19075744.jpg

中房温泉登山口から、合戦小屋の休憩を入れて、4時間半ほどで燕山荘に到着。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19075294.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19074835.jpg

金曜日ですが、ほぼ満床?


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19074387.jpg

稜線の東側から上がってくるのですが、稜線に出ると、西側の眺望がど~んと現れます。

こんな風景が広がっていたとは!

やった~!

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19073891.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19073276.jpg

写真や画像でしか見たことが無かった燕岳。

想像を遥かに超えてました!!

美しすぎる!!!

広すぎる!!!!!

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19072716.jpg

美しすぎて、しばし無言。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19072264.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19255000.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19032291.jpg


食事の時間が到着の受け付け順と聞いていたので、まずは受付。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19064482.jpg

まさかのハイテク山小屋。

すごいですね。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19063976.jpg

スタッフの方に案内されて個室へ。

食事は3クールに分かれており、うちは2回目の5時40分からの回となりました。



荷物を置いて、早速燕岳へ。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19063372.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19062822.jpg

稜線に上がると、岩が全部イルカにに見えましたが、歩いていくと正真正銘のイルカ発見。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19255649.jpg

重たいザックも無くなり、気持ちよすぎる稜線に、ここにいる人皆笑顔。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19054247.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19053794.jpg

高山植物の女王と言われるコマクサもまだ咲いていました。

花言葉は、高嶺の花、誇り、気高い心。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19053186.jpg

燕岳登山 1泊2日_c0337813_16483953.jpg


稜線が美しすぎます。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19052677.jpg

ブロッケン現象も出現。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19052178.jpg

それを撮影するTくん。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19051780.jpg

どんどん雲が無くなり、常念岳の方向も見えてきました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19051211.jpg

荷揚げのヘリが何往復もしていました。

さっきの合戦小屋と何度も往復しているのでしょうか。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19050703.jpg

ナナカマドの実も赤くなり始めていました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19050276.jpg

やっぱりガスが無いというのは嬉しい~

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19045794.jpg

どんどん先へ行ってしまうTくん。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19045295.jpg

そして燕岳山頂到着。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19044777.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19044232.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19270110.jpg

山頂に到着した際は、誰も人がいなかったのに、写真を撮りまくっていたら、後から後からどんどん人が登ってきて大混雑に。

中高年の団体さんは賑やか!

教訓:山頂では油断せず、人が少ない間に集合写真を撮ってしまうこと。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19043144.jpg

折角なので、北燕岳まで足をのばしてみる。

燕岳の先に行く人は少ないので、うずうずして少し走ってしまいました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19043724.jpg

1時間かけて往復してきて、やっとお待ちかねのアレを。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19032715.jpg

じゃ~ん。

左から、中、大、メガ。

のんびりテラスのテーブルで飲みながらツマミを食べたりしていると、太陽が傾きだしてきました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19031267.jpg


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19031734.jpg


燕岳登山 1泊2日_c0337813_16460296.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19030761.jpg

夕陽に照らされる燕岳。

陰影が何ともいえない。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19030143.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19025683.jpg


いよいよ日が沈む!

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19025093.jpg

ビール片手に、こんなゆっくりに日が沈むのを見るのは久しぶり。

贅沢すぎる。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19024632.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_16461041.jpg


晩ご飯はこんな感じ。

ご飯、お味噌汁はおかわり自由です。

チーズ入りハンバーグが最高でした。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19024019.jpg

晩ご飯が終わったあとは、喫茶室、食堂でワインを飲みながらまったりとよもやま話。

9時消灯で、個室の電気も消えました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19023572.jpg

燕岳登山 1泊2日_c0337813_14425483.jpg



ほろ酔いで外に出て、満天の星を堪能しました。

寒くて、私とR子さんは早々と部屋に戻りましたが、

センチメンタルなTくんは流れ星を見るまで、一人で頑張ってました。

一つ見れたと嬉しそうに戻ってきた彼を忘れない。



2日目

日の出は5時20分くらい。

5時起床で、テラスに出ると、東側は雲海。

向こうから太陽が昇ってくると思うと、期待に胸がふくらみます。

そのときを待つ人々。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19023034.jpg

来た~~。


周囲の人々は皆ため息。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19021794.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19022049.jpg

朝陽に照らされる槍ヶ岳がこれまた美しい。

(右端にちらっと見えているのは笠ヶ岳)

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19021249.jpg

次回はあの稜線を槍ヶ岳まで行きたい。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19020762.jpg

朝陽を浴びる燕山荘。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19020214.jpg

本当にキレイでした。

何回、何十回でもまた体験したい。





朝ごはんはこんな感じ。

(女子インスタグラム風?)

朝食も3クールと言われ、4時台、5時台、6時台と分かれていましたが、今日は下りるだけの我々は最後の回で頂きました。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19015724.jpg

朝陽を堪能し、朝食を終えてもまだ6時半。

早出が基本の山では、宿からどんどん人が減っていきます。

我々は、燕山荘内部を探検したり、湯を沸かしてコーヒー&ケーキタイムをしたりと、のんびり。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19015121.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19014740.jpg

↓ 畦地梅太郎さんのタオルを自分土産に購入。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19014245.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19013762.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_15101915.jpg




燕岳登山 1泊2日_c0337813_19012768.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19012235.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19011737.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_16470828.jpg


帰りたくない私たちは、グズグズグズグズ出発を後らせてしまいました。


燕岳登山 1泊2日_c0337813_19010877.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_16415773.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_16415192.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_16420353.jpg


気持ちはまだ燕山荘に。

何度も振り返りながらの下山でした。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19005542.jpg

下りは大渋滞。

土曜の朝で、登ってくる登山者がすごい数。

(そういえば、宿の出がけに当日予約の電話に対し、スタッフの方が今日は予約が1000人以上入っているのでお受けできません、と言ってました。。)

渋滞しながら登ってくる登山者を待たねばならないので、下りもなかなか下りられません。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19004458.jpg



燕岳登山 1泊2日_c0337813_19003953.jpg

それでも何とか2時間半程度で無事下山し、タクシーを呼んでから中房温泉で汗を流しました。

呼んでから40分くらいで来てくれるので、温泉に入るには丁度いい時間でした。

中房温泉は、源泉かけ流しの100%天然温泉。

ヌルヌルでお肌ツルツルになりましたよ。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19003473.jpg

帰りの運転手さんは、なんと、行きと同じ運転手さん!

「おかえりー」と迎えてくださいました。

指名できるなら、次回もまたこの運転手さんにお願いしたいです。

燕岳登山 1泊2日_c0337813_19002852.jpg

今回は金曜日登山で、だいぶ前に個室の予約を取っており、快適な登山ができました。

燕山荘は、「一度は泊まってみたい山小屋」に必ず上がってくる山小屋ですが、その理由が分かりました。

既にまた行きたくなっています。

山ヂカラをもっと備えて今度は北アルプスの縦走をしてみたいです。


名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by suyama4168 | 2017-09-13 17:02 | 登山・トレッキング | Comments(0)

神戸の旧居留地で弁護士事務所(かがやき法律事務所)を経営。トレイルランニングもしますが、最近は山や河川敷などをゆっくり走ってます。ウルトラマラソン100km6回完走、トレイルランニングUTMB、UTMF完走。


by suyama4168