成長するために必要なこととは。

変化なくして成長なし。

日本で初めてプロ格闘ゲーマーとなった梅原大吾さんの「勝ち続ける意志力」。

この本では、トップであり続けるため、勝ち続けるために何が必要かについて、極めて平易に述べられています。

53頁からの「99.9%の人は勝ち続けられない」は秀逸。

何故、99.9%の人は勝ち続けられないのか、なぜ筆者は勝ち続けることが出来たのか。

我々弁護士もそうですが、1回勝つと言うのは簡単です。

しかし、勝ち続けることというのは難しい。

僕にとっての正しい努力、それはズバリ、変化することだ。昨日と同じ自分でいない。そんな意識が自分を成長させてくれる。ゲームの世界においては、変化なくして成長はない。多くの人は、変わることと前へ進むことは別だと思っているだろう。確かに、自分を変えることは不安だし、変化した先に勝利があるとは限らない。けれども、変わり続けていれば必ず前へ進める。変化したことで失敗したり、後ろに下がったりしたときは、もう一度変化すればいい。失敗に気付いて変化すれば、以前の自分よりも必ず高い位置に行ける。(83頁)


たしかに、現状に満足するだけで、変化をしなければ、次第に時代に取り残されていきます。


優れた経営者は、口を揃えてうまくいっているときこそ、次の一手を進めて行かなければならないと述べています。


しかし、うまくいっているのに変化することは恐怖が伴います。


手に入っているものをみすみす捨てることになるから。

変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えないということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい。とにかく、大事なのは変わり続けることだ」(99頁)

うまくいっているときほど、時間も資金も余裕がありますので、結果が良いのと確信が持てるまで検討を続けてしまいがちです。

それでは、他者に先を越され、勝ち続けることは出来ない。

日々の小さな変化もあれば、大きな飛躍をもたらしてくれる劇的な変化もあるだろう。どちらの変化も大切で、単純な大小の比較だけでは優先順位はつけられない。(87頁)

いつもいつも、大きく変化しなければならないって訳では無いんですよね。


少しずつ少しずつ改善していく。


小さくてもよいから絶えず変化していくことが重要。


惰性で生きない。


トヨタの「カイゼン」にも通ずるものがあるな。

変化と言っても、いつも大きな変化を求めなくていい。自分を変えることでの小さな発見、小さな成長があれば問題ない。少しの変化を見逃さないで、毎日のように変わろうと意識していると、いずれ大きな変化ーー覚悟が必要となったときに躊躇せずに行動することができる。1年とか2年周期でそんな時期がやってきたとき、普段から変化や挑戦を意識している人は、迷わずチャレンジする道を選ぶことができる。普段は自分を変えず、守っているばかりいる人が、大きな岐路に立った時に正しい決断力を発揮できるとは思えない、日々の小さな積み重ねこそが、いざというときに力を発揮するのだ。(104頁)

確かに、変化は、いきなりはできません。


日常の心がけがあってこそです。


心がけがなければ、そもそも変化のタイミングすら見逃してしまうものだと思います。


絶えず、よりよく変化しようと日常的にアンテナを張り、努力している人間こそが、勝ち続けることが出来、あるいはチャンスをつかみ取り、大きな飛躍を遂げられるのでしょう。


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この本を読んでいて、将棋の羽生善治さんを思い出しました。


羽生さんは「勝ち続けている人」の1人だと思うのですが、羽生さんも、常に新しいことを模索し、試していくことが重要と繰り返し述べられています。


成長したいなら、いつもと違う何かを試してみる、変えてみることが近道。


引用はすべて梅原大吾著「勝ち続ける意志力 (小学館101新書)」より。

by suyama4168 | 2015-02-17 15:13 | 読書の備忘録 | Comments(0)