6月最後の週末、2015 第30回サロマ湖100kmウルトラマラソンを走ってきました~。
トレイルランを除くと、ロードのウルトラは、私にとっては昨年のチャレンジ富士五湖、今年3月の伊豆大島ウルトラ以来、3回目。
サロマ湖は北海道の東、オホーツク海に面した海水の湖で、ホタテ貝の養殖が盛んに行われているそうです。
サロマ湖100kmウルトラマラソンは、伝統ある大会で、ウルトラマラソンの先駆けとなった大会。今年は第30回の記念大会です。
湖畔に沿って70km、これに湧別町、佐呂間町、常呂町の3つの町の30kmを合わせた100kmを走ります。
全般的にフラットなところが多く、ランナーにとっては走りやすいコースと言われています。
今回は、昨今のブームで、エントリー開始からわずか十数分?で締切になるという、熾烈なクリック合戦を幸運にも潜り抜け、参加するチャンスを得ました。
ラン仲間3人での参戦。Tくん、Oさん。
ツアーで行くと、費用が高くなるのと機動力が落ちるので、今回は自分達でエアー、レンタカー、宿を確保しました。
エアーは、スカイマークとANAの乗り継ぎでしたが、早期予約割引などもあって、神戸空港と女満別空港の往復でしたが、往路は新千歳経由で19700円、復路は羽田経由で27000円でチケットを確保。
神戸から女満別まで2万円を切るとは。。
・・・・・・(マラソン前々日)・・・・・・
出発日の神戸はあいにくの雨でしたが、北海道は曇り。
新千歳空港のランチからカーボローディング(エネルギー充填)を始めました。
豚丼大盛なり。
(以下の写真はクリックすると拡大で見れます)
新千歳から女満別空港まではプロペラ機です。
女満別空港でレンタカーを借り、さだまさしを聴きながらドライブ。
美幌峠から屈斜路湖を望み、摩周湖を楽しんでから知床半島のウトロに泊まるというのが1泊目のプランです。
最初はウトロで知床半島断崖シーカヤックをやるつもりで、一同やる気マンマンだったのですが、チーム内のカヤックの先生より、「カヤックは素人の人が思っている以上に足の筋肉を使うのでウルトラの前にはやめておいた方が良い」との助言を受け、素直な私たちは、念のためにカヤックセンターに問い合わせをしたりもしましたが、結局断念(結果的には当日寒くて波もあり、良かったのですが)。
その代わりに小型船での知床半島クルーズをすることにしました。
そのためのウトロ泊。
ちなみに、出発時の神戸の気温は28、29度くらいだったのですが、北海道の網走周辺は10度前後。
半そでに短パン、サンダルで行った私たちって。。。
さぶすぎ。
ダウンを持っていけばよかった。。
北海道らしい風景を楽しみながら、途中でスーパーに寄り、酒を大量購入してから、知床半島へ向かうころには、徐々に雲が晴れてきました。
ウトロの宿にチェックイン。
トイレの水が流れない、冷蔵庫の電気が付かない、などのトラブルはありましたが、すぐに対応して頂き、皆で周辺を散策。
知床八景のひとつのオロンコ岩へ行ってみることに。
ウトロ港のすぐ近くにある巨大な岩なのですが、いかんせん階段が急すぎる。
でも登る価値はありますよ。
オホーツク海、ウトロの街並み、知床半島の展望が遮るものなく広がっています。
カモメが異常繁殖してました。
ちなみに宿泊したのは、知床ノーブルホテル。
夕食、朝食ともバイキングでしたが、種類も豊富で、非常に美味しかったです。
・・・・・・(マラソン前日)・・・・・・
マラソン前日の朝。
宿のお風呂で知り合ったおじさんたち(1週間北海道各地のゴルフ場を回っているらしい。。。)から、カムイワッカ湯の滝まで行ってくることを勧められ、予定には無かった朝5時起き。
↓ 知床連山が美しい。
大学時代に羅臼岳に友人と登ったのを思い出しました。
レンタカーを借りる際にも、シカとの衝突事故が増えていると聞きましたが、確かに、エゾシカ、キタキツネとは、たびたび出会うことが出来ました。
特にエゾシカ、結構すごいカットバック(切り返し)を見せたり、フェイントをかけてきますので、運転には注意が必要です。
宿から1時間弱。林道を経てカムイワッカ湯の滝に到着。
硫黄山からの流れる温泉です。
大学時代に来て以来ですから20年ぶり。
落石の危険があるため、足を運べるのは一の滝までですが、その一の滝までもなかなか滑りやすくワイルドでした。
私はトレランシューズを履いて行ったのですが、濡れ石に弱い靴を履いていたため、全然役にたたず。
マラソン前日にケガをしてはいけませんので慎重に慎重に。
川から湯気が立ってますね。
手をつけてみましたが、入るにはぬるいかな。
湯の滝からの帰路。
せっかくなので、フレペの滝にも行ってみようということになり、知床自然センターで急きょ下車。
ヒグマ出没情報に沢山書き込みがあり、少々びびりながら散策開始。
この遊歩道、予想外によくて、急きょ行って正解でした。
トレイルランナーとしては、こんなんみたらテンション上がるでしょう。
ウルトラ前日ですが、まぁ、走っちゃいますわな(笑)
クマいないかな~などと能天気に話しながら、ズンズン進む。
幸か不幸か出会えませんでした~。
コースタイムは片道20分、往復40分と書いてありました(多少起伏有り)
↓ フレペの滝。
早朝のため、ほかに観光客はおらず、我々で独占!
断崖絶壁を水がほろほろと流れる様子から「乙女の涙」と言われているそうです。
オジロワシ?
フレペの滝を存分に楽しみ、急いで宿にもどって朝食、チェックアウトを済ませ、いよいよ知床半島クルーズ。
想像していた船よりだいぶ小さくて、びっくり。
私はスキューバダイビングもするのですが、ボートダイブ船並み。。
舳先の右側に3人で陣取り、絶好の位置で知床半島を海から楽しみました~。
↓ カムイワッカの滝。
フレペの滝を下からも見ることができました。
ラッキーなことに、ヒグマの親子連れを2家族見ることが出来ました~。
ちょっと遠かったですが、やっぱり動物園のクマと違う、野生のクマを安全な場所から見るとテンション上がりますね~。
初めての経験で、とてもいい思い出になりました。
知床岬のすぐ手前のカシュニの滝。
沢山写真を撮ったのですが、どうも写真では伝わらないので、あまり載せないことにします。
やはり生で見る自然の壮大さというのは、写真では表現し難い。
↑ ベンチコートを借りることが出来ましたが、波しぶきはかかりますし、かなり寒かったです。
強者3人は、ずっと外で修行してました。
クルーズを堪能したあと、入ったラーメン屋はもちろん「波飛沫 なみしぶき」。
冷えた身体に味噌ラーメンが沁みわたります。
ここのラーメンお勧め!
国道沿いにあるオシンコシンの滝。
日本の滝100選にも選ばれており、知床八景のひとつでもあります。
滝が途中で二筋に分かれることから「双美の滝」とも言われているそうです。
修学旅行風?
マラソン前日、当日は、網走のこのホテルに泊まりました。
老舗旅館で、スタッフの方の対応が暖かで非常に居心地がよかったです。
晩の蟹料理のごく一部。
これでもか、これでもかとカニのオンパレードで、一同食べきれませんでした。。
カニ好きには堪らないでしょうな~。
ウルトラ前日でも酒は控えません。
やはりここは日本酒かなと。
ちなみに、受付は事前受付で済ませており、受付会場には行きませんでした。
翌朝は2時起きのため、8時就寝。
8時になんか絶対に寝られないといっていたTくん、布団に入って20秒で寝てしまい、私はまたまたイビキに悩まされながら悶々と長い夜を過ごしたのでした。