燕岳から大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳縦走の旅(2日目後半 常念岳~蝶ヶ岳)2018.7

燕岳から大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳縦走の旅(2日目前半)2018.7からの続き。


2日目後半 常念岳から蝶ヶ岳。

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常念小屋でランチを取りながら、蝶ヶ岳ヒュッテまでのコースタイムをチェック。

山小屋には遅くとも午後4時には到着するのが常識。

でも相当頑張って歩かないと4時には到着出来なさそう。

ランチ、トイレ、バッジ・水の購入で40分滞在し、12時03分、常念小屋を出発。

蝶ヶ岳ヒュッテまでのコースタイムは5時間15分。

外は炎天下。

水をどれだけ持つかもポイント。

多ければ多いほど安心ですが、それだけ重たくなります。

私は1.5Lを持って出発。


↓ 常念小屋の入り口付近から見上げた常念岳。

威圧感がすごい。

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元々、常念小屋に泊まる予定だったのですが、予約しようとした際、この日は大人数の学校登山があるということで、燕山荘も常念小屋も学校登山と一緒は何だかなと思い、蝶ヶ岳ヒュッテまで頑張ることにしたという経緯がありました(結局燕山荘の子たちは騒がしくもなく、いい子たちばかりだったのですが)。


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丁度我々が出発するころに、先頭を歩く第一陣が到着し、歓声を上げていました。

ぜひ着いたときの感動を味わって、山好きになってほしい!

途中はツラいかもしれないけど、きっと忘れられない思い出になるよ。


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12時3分、出発。

直射日光。

強烈な紫外線で肌がじりじり。

体感温度は30度を超えているように感じるほど、暑い。

足もさっきの下りで結構疲れてる。

大丈夫かな、行けるかな。


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↓ ガレガレの岩場。

浮石も結構多い。


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↓ 滑落の心配はありませんが、結構な高度感。

風が吹いてたりするとコワイかも。



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↓ 下から見えていた箇所(山頂付近と思っていた場所)に着いたと思ったら、その向こうにまだまだ先が。。


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炎天下の上りはしんどい。

日陰無く、この日はとにかく暑さが厄介でした。



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やっとこさ三股、前常念コースからの分岐に到着。

ここでへばっている方、数名いらっしゃいました。


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自分らは大丈夫だろうと思っていましたが、なかなかの勾配で早く着いてくれ~~と思いながらの上り。


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13時12分、

ほぼコースタイムどおりかかって、常念岳山頂到着。



ここ周辺の山と高原地図のコースタイムは信頼性に欠けます。

私の感覚ですが、ありえない時間が書いてありますのでご注意ください。

着いたときには「やっと着いた~~!」と叫んでしまいましたよ。


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Tくんはヘトヘトで、撮ってくれたのはこの1枚のみ。


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山頂は巨大な岩が積み上がっており、この岩たちは、どこから来てこうなったんだろう(キレイな三角の山)と不思議に思えます。

祠と方位盤がありました。

山頂からの景色は360度の絶景です。


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これからの行先。

薄々嫌な予感はしていましたが、メンタルを強く持たなければなりません(苦笑)



結構浮石が多いので、急げないんですよね~


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↓ 常念岳山頂では、13分滞在しただけで、13時25分、態勢をととのえ、出発。

私はトレランシューズだったため、岩の突き上げが辛かったです。

常念岳はトレランシューズではなく、ちゃんとしたトレッキングシューズで無ければなりません(反省と後悔)。



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↓ 前常念岳方面のルート。

あっちもなかなか大変そう。


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ず~っと岩場を下りて行きます。

かなりキツイし、浮石が危ない。

ところどころ岩に、赤い〇のマーキングがしてあります。

見落とさないように気を付けなければなりません。

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2人とも先の長さを思いやって無言。

Tくんは下りが早く、足裏が痛い私は置いて行かれます。


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↓ あの山頂からガ~~っと下りてきて、また登り返してます。

日陰がなく、手持ちの水が減ってきて、水切れも心配になってきました。

この辺りで、やっと岩陰を見つけることが出来、休憩。

遅くなる可能性が出てきたので、14時30分ごろ、蝶ヶ岳ヒュッテに電話。

(ドコモはほとんどの稜線で繋がりました。)

現在のおおよその位置と、到着予定を伝え、16時までには到着できない可能性が高く、場合によっては17時半くらいになるかも、と伝えたところ、水は大丈夫かの確認と、あと2時間半くらいですかね~、お気を付けて、17時半を過ぎそうな場合には再度連絡を下さいと言われました。

電話口にスタッフの方が3人も出られて確認されましたが、いずれもいい感じの方で、元気も出ました。





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↓ やがて樹林帯に入りました。


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ヒュッテに電話をしたことで、俄然メンタルが回復した二人。

しかし、疲れは隠せません。

水切れも心配。

樹林帯は基本上りです。



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15時12分、2592ピーク到着。

ニッコウキスゲの群落と出会う。

出会えてうれしかったです。


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↓ 先の尖った山が見えてきて、「まさかあれを上らされることは無いよな~、あれを上らされるとなると、地団太踏んで泣き叫ぶよな~」などと笑いながら歩いていったところ、道はまっすぐあの山へ向かっておりました。


蝶槍でした。


知らないというのは恐ろしい。



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↓ 落胆する私。


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疲れてきてから粘れるのが私の特徴でして、一歩一歩、足を出していく。

↓ 常念岳もだいぶ遠くになりました。


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↓ もうちょい!

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16時、蝶槍に着いた!



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ここまで来ると、後はほぼ平坦な稜線歩き。

ゴール間近となって安堵しました。

(実はここからもそこそこ距離がある)

蝶ヶ岳ヒュッテから散歩に来たというおじさんもいらっしゃる。

燕山荘から歩いてきたというと、とても驚かれました。

そんなに多くはないのかな。



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先が見えると、人間、元気が出るものですね~。

どこにそんなエネルギーが残ってたんやろう。




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こじんまりとしたヴィクトリーラン。









横尾方面との分岐。

前はここまで上がってきて、強風で引き返したのでした。



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蝶槍からの稜線。

疲れた足には、近いようでそこそこ距離があるように感じます。


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途中でヒュッテも見えなくなり、

まだ先だっけ、と思いながら登って行くと、

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丘の先に蝶ヶ岳ヒュッテが現れます。


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16時39分、蝶ヶ岳ヒュッテ到着。

怪我無く、無事辿り着けて良かった。


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ダメ元で聞いてみたら、個室が空いているということで、ラッキー。


Tくんの持参した現金が極めて僅少で、キャッシュがほとんど無かった私らは、個室に泊まれるか、全財産をテーブルにじゃらじゃらと出し、周囲の視線を浴びながら、電卓で計算。


翌日の朝食を抜きにすると、何とかビールと下山後のタクシー代が確保出来そうとなり、一泊一食付で個室をゲットしました。



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蝶ヶ岳ヒュッテの個室、清潔で、居心地がよくて最高でしたよ。

一室1万5000円と高額ですが、色んな意味で、払う価値は十分にあるというのが2人の感想です。



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個室のあるヒュッテ2階は、ピカピカで清潔です。


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大部屋はこんな感じ。

ダブルの布団?


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平日ということもあり、いずれも使用されていませんでした。

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使用されていたのはこちら。


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とりあえず、着替えて、ボディペーパーでさっぱりし、アルコール切れで手が震えながら小銭を出してビールを購入し、外に出る。

いやぁ、今日は約11時間よく頑張った。



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ヒュッテの裏手に山頂があります。


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やり遂げた感に心が満たされながら、山頂で飲むビールは何とも言えない。


↓ ここでポケモンGOをするTくん。


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テントも少なし。


しかし、よくあそこから歩いてきたな。

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ヒュッテ周辺をビール片手に散歩。

サンダルであるくと気持ち良い。


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夕食は、第2巡目の、18時に指定され、

タイミングもばっちりでした。


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食事が終わってしばらくすると、穂高方面に沈んでいく夕陽を堪能。

少し煙っていたのが残念でしたが、それでも十分すぎるほど美しい風景の中、贅沢な時間を過ごすことが出来ました。


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人が少なくて、落ち着いた雰囲気。


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個室の窓から見える穂高岳。


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自販機があったのがちょっと驚き。


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噂に聞いていたとおり、建物内のトイレは3機のみ。

蝶ヶ岳ヒュッテの情報を検索していると、トイレが少ないというコメントを多数見ましたが、少なくとも平日は問題なかったです。

土日やピーク時は、確かに足りないと思われます。


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蝶ヶ岳ヒュッテのスタッフさん、全員が親切でにこやかで、フレンドリーで、さりげない気遣いを感じて素敵でした。

ぜひ、また訪れたい山小屋の一つになりました。

3日目下山へ続く。
by suyama4168 | 2018-07-25 17:39 | 登山・トレッキング | Comments(0)