「あしたの君へ」を読了(家裁調査官のお話)

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相変わらず、週に2,3冊のペースで色んなジャンルの本を読み続けております。

最近は柚月裕子さんの小説にはまっており、連日寝不足気味。

この「あしたの君へ」は、他の作品とは風合いが異なる作品。

修習中の家庭裁判所調査官補の物語です。

主人公が調査官として悩みながら成長していく姿が描かれており、私にはなるほどと共感できる部分も多く、とても面白い作品でした。

少し前まで家事調停官、現在も家事調停委員をつとめている関係で、調査官の方と仕事をご一緒させて頂くことが多いのですが、未だに謎めいた職種。

一般の方にとっては、家裁調査官は、実際にどんな仕事をされているのか分からない方も多いのではないでしょうか。


家庭裁判所調査官は、心理学・社会学・教育学・社会福祉学等の専門知識を有する専門職です。

専門知識を生かして、問題を抱えている当事者の背景を調査したり、当事者の自主的な解決能力を引き出したり、当事者の調整的機能を果たしたりするのが主な仕事です。
裁判官や調停委員に対して、調査した結果を報告し、判断をサポートしたりもします。



まったくの私見ですが、調査官の方は、人に対する洞察力に長けており、人間的にも面白く、一緒に飲むととても楽しい方が多いです。

本書は、実務と違うところは所々見受けられるものの、調査官の仕事を知る上では有用だと思いますし、何より、本当に少年事件や調停事件にありがちな内容(過干渉、少年院送致の是非、モラハラ、親権争いなど)を扱っており、引き込まれてしまいました。




by suyama4168 | 2018-10-01 11:12 | 読書の備忘録 | Comments(0)